xperiaようやくandroid2.1へアップデート

ようやくOSアップデートの情報が回ってきた1-c)。遅かった。しかも同時期の他androidがver.2.2が主流であるにもかかわらず2.1。なんだかビミョー。それにしてもなぜgoogleで「アンドロイド2.2 Xperia」で検索してニュースソースの大元1-a)が上位30位以内に入ってこないのか?

でもとりあえずアップデートしておけば、Android 版 Firefox 4 ベータ2)が動くはずだし、アドオンのsyncもevernoteも動くはずだし...と期待はしております。

1-a. ニュース&トピックス | 会社情報 | ソニー・エリクソン
1-b. ドコモ Xperia SO-01B、11月10日からAndroid 2.1アップデート開始
1-c. TweetBuzz - ドコモ Xperia SO-01B、11月10日からAndroid 2.1アップデート開始
2. Mozilla Japan ブログ - Android 版 Firefox 4 ベータを公開しました

NHK教育;ITホワイトボックス

NHK教育の「ITホワイトボックス」、「ITホワイトボックスⅡ」1)は、何気によく出来ているインターネット技術解説番組。自力本願で色々調べまくっている自分からしてみれば、一生懸命1時間ウィキぺディアやらgoogleで調べていたものも、この番組で30分見ればはるかに理解も早いよなぁ、と感じてしまった番組でした。

それにしても多彩な知識の集積の結果であって、先人たちが時間を情熱をかけて作り上げたコンピューター技術も、こうして体系的に学ぶと凄いものなのだなぁ、と感慨ひとしおです。そしてこれだけの重要研究者にアクセスできて、尚且つ分かりやすい番組を製作できるのもNHK教育ならでは、だなぁと思ってしまいます。

1. NHK: IT whitebox

Wikipedia:オフラインミーティング

Wikipediaオフラインミーティングがあるらしいです。開業当初にはこんなものもあるのかという程度に考えていたwikipediaでしたが(当初は化学系の知識に関して間違った記述も多かったりしたのであまり使っていなかった)、今となってはパソコンやインターネットの基礎知識・情報検索をする常習サイトとなってしまいました。

実を言いますと、当ブログの最終的な目標;知識を断片的にでも結び付けてゆけば、やがて知識はクラスターとなってそれをつかむことが出来るだろう、という考えはwikipediaのクラスター構造を横目に見ながら自分の中に夢想していたことなのです。

そんな訳で、当初「何じゃこりゃ」と思っていたオンライン辞典はいまや尊敬し、目標とする存在です。こそっと潜り込めたらもぐりこんで見ようかと思っています。

Wikipedia:オフラインミーティング/ウィキメディア財団職員Ryan Laneによる講演 - Wikipedia

ノーベル化学賞の「鈴木カップリング」に関して

3週間も前の話になってしまったが、ノーベル化学賞が鈴木カップリングに関して与えられた。このカップリング反応は自分が研究室に居た大学院時代2004-2007頃には既に当然のものとも言えるものだった。全合成研究の過程でも炭素-炭素結合を作る際にはこの反応の適用の可能性が検討されたりしていたし、金属触媒のキラル配位子としてビフェニル骨格を選択すれば鈴木宮浦カップリングで作るという感じだった。合成系の研究室においては、教科書には載っていないが使う反応というものも多数あって、このカップリング反応もそんな「教科書に載っていない有用反応」であった。合成系に関わったことのある化学系の学生でも今回の鈴木教授らの受賞は納得の出来るものだったのではないだろうか?

学術研究者にしてみれば当然の受賞でも、新聞社やテレビなどの報道関係はピントのずれを感じざるを得ない。「何に応用されているのか」などの報道はまだ分かるが、大急ぎで集める情報も「人柄に関して」や「今後の研究者育成をどうするか・子供の理科離れを防ぐには?」が中心になっていて感覚の乖離を感じてしまう。「反応開発」というカテゴリーが専門的過ぎてそのカテゴリーに関しての理解がまず難しいのかもしれないし、学術的な意義を理解してもらおうとすれば、大学の講義レベルとなり、NHK教育の数夜連続くらいの紹介番組になってしまうだろう(むしろそういう番組やって欲しい、日本化学会あたりの全面サポートでNHK教育あたりの製作メンバーで)。

産業界にしても担当者レベルではその研究の有用性を理解しているのだが、会社レベルでは「それが何に使えるのか」、「独占的に使えるのか(特許を押さえたかどうか)」、「プロジェクト着手から実生産までかけて採算性はどうか」といった点を注目する。会社レベルではその個々のファクタがブラックボックスであっても商機の有無こそが最大の関心事であって、研究者やコンサルタントや調査会社がそのブラックボックスの解析役となることで、会社は経済活動に専念することが出来る。仮にそのカップリング反応が目的の商品開発に使えるのかどうかは「合成に関して分かっている専門家(主に研究)が判断すればよい」し、仮に生産して商品化すれば利益が確保できると判断されれば「合成屋やプラント屋が設備とシステムをビルドアップしてオペレータを配せば良い」わけで、各担当者が分かっていれば安心して会社は経済活動をするというわけである。そういった企業・経済活動のスタイルを前にすると、この鈴木カップリングを液晶素材の開発(あるいは医薬品分子の合成)に使えるというアイディアを発掘した研究者、この素反応を理解しスケールアップをしてプラントやシステムのビルドアップを果たした研究者がいたからこそ各社利益を上げられているのだよなぁ、もっと評価されてもよいのに、と思ってしまう。(こうして書いてゆくと自分が本当に会社、特にメーカーに向いていないのだなぁと思う、そもそもブラックボックスが嫌い・なんでも自分が知りたい性格だからだ)

テレビにおいて、どちらの受賞者だったかは忘れたが、面白いことを言っていた。「正しい方法で研究をする、自分が正しい方法を取れていると信じている」事と「めげずに諦めずにこつこつやる」事が化学、ひいては自然科学研究において重要なのだと言っていた。この言葉は受賞者だから発しているのではない。自分はこれと似たような言葉を何回か見聞きしたことがある。それは「化学は鉱脈を掘り当てる発掘のようなもの、頑張っても結果が付いてこないかもしれないし、突然良い結果が付いてくることもある、それも頑張り続けていないと出てこない」という話だ。多くの自然科学者がこの話には同意するだろうなぁと思う。

特許で大儲けとか、論文数稼いで良いポストを取るとか、産学協同で潤沢な資金で研究するといったことを目標にすると衰退して言ってしまうのではないか?そんな中で「将来教科書に載るような研究」が出来た両科学者に倣いたいと思う。

参考(日経とウィキ以外は化学系サイトです)
授賞理由は有機合成の「クロスカップリング反応」 :日本経済新聞
パラジウムと有機合成
鈴木カップリング(1)
鈴木・宮浦カップリング - Wikipedia(wiki.の鈴木さんの項は受賞後の動向の記載が充実していた。ちょっと過剰?)
鈴木-宮浦クロスカップリング

(最初はカップリング反応の香料原料製造への応用を調査する積りだったのが、ついつい別の記事になってしまった。どちらも書きたいこと、調べたいことではあるのだが)

電子書籍を自炊、ファイル名はどうするのが良いのか

先日、ブログに書いたこと1)に関しての補足。書類データも電子化したものが多くなってゆくと、何が何だか分からなくなってしまう。自分でその時々で好きな名前を付けてしまい、暫くするとどんな名前を付けたのか分からなくなってしまいがちなのだ。

特に困るのが、作者名や出版社名、出版された年月日なども併せて保存しておきたい点。通常のフォルダ構成ではそこまで詳細な表示は設定できないし、ファイル名にも盛り込むとなると入力も面倒であるし、表示時に全文見ることが出来なかったり、満足いくようにはなかなか出来ない。そのような状況を解決するのには、書誌インデックス整理ソフトを導入して、本データを全て一覧の形にして管理、本文PDFなどに対してはリンクで開けるようにするのが良いのではないかと考えている。その際「私本管理」2)はフリーソフトながら使い勝手が良さそうである。ISBN数列からアマゾンやグーグルブックスなどの書誌データを取ってきて、ライブラリインデックスを自動作成してくれる。操作画面はこれらサイトから収集してきた表紙画像を表示したりも出来て、なかなか使い勝手が良さそうである。現状では未だHDD内のデーターをワンクリックで開いたりは出来ないようだが、技術的には可能で、掲示板でのやり取り3)によると対応しても良いとのことだったのでかなり期待している。

インデックス作成ソフトを使えば、本のフォルダ名も、ファイル名もずいぶんと簡略化する事が可能になる。下手をしたら、ISBNコードをファイル名にしてしまうのが最も楽な方法になるかもしれない。自分の場合は本の一部分のみを抜粋したものもかなりあるのでISBNコード+ページ番号という組み合わせになって行くかもしれない。ちなみに学術誌は論文Noがあるのでそれを用いることになると思う。一般向け雑誌は商品コードでの管理が良いか、雑誌コードでの管理が良いか未だ少し悩んでいる。

1.aromaphilia: 裁断機
2.http://homepage1.nifty.com/EKAKIN/index.htm
3.http://hpcgi1.nifty.com/EKAKIN/bbs03/bbs03.cgi(質問No.2360)

裁断機

結局、裁断機1)は買ってしまった。本を取り込む際にはページをばらばらにしなくてはならず、ページをばらばらにするためには、カッターなどで背表紙部分をカットしなくてはならず、背表紙部分を効率的かつ綺麗に切るためには、裁断機が必要だったのだ。これは多くの自炊派の辿るルートであり、各種掲示板にも同様の悩みで皆苦労していることが分かる。

問題は裁断機が割りと高価なものである点と、大きく置き場所に困る可能性が高い点、裁断後の書籍はどうするのか(捨てるのか、再利用は可能なのか)という点だった。

裁断機は確かに高価だったが、据え置き型であり業務用途にも耐えうる裁断機としては、最も手の届きやすい価格のものである。自炊に関する紹介サイトでも一押しであり、保守部品の入手の容易さ、丈夫さ、切れ味いずれも要求性能を満足するという。実際使ってみてかなり綺麗に切れること、丈夫さには納得させられた。2chに限らず、いずれの掲示板でも高評価というのは信用に足るものだなぁと考えさせられた。

大きさはさすがに大きい。サイズ的にはレコード盤くらいの面積を占め、重さは12kgあるとの事だ。屋人に呆れられた。

読み込みが終了した書籍は当然裁断済みなので、古本屋は買い取ってくれない。揃っていればオークションで販売できるだろうし、需要もそれなりにありそうだ。ただし誤読み込みやOCRエラーの可能性も否定できないから、しばらく取っておいたほうが良さそうである。箱などにしまっておいて、しばらく見返すことが無かったら処分するという方向で良いのではないかと考えている。

とりあえずかさばって、古くなるほどどこに何が書いてあったのか分からなくなる書籍、雑誌2)から取り込みをしてみようと思っている。なお管理ソフトで良さそうなものをこの前見つけた。「私本管理」3)というフリーソフトである。isbnデータからアマゾンやグーグルブックスなどの書誌データを取ってきて、ライブラリインデックスを自動作成してくれる。置き場所を入力する項があるのだが、そこにNAS上の読み込み処理して作成したPDFデータへのリンクを張っておけば、私本管理ソフトをアクティブにして、そこから本のファイルまで飛ぶことが出来るようになる。このソフトでもおそらく目標とする利便性は達成できると思うが、このような電子ライブラリーの基本管理ソフトは何があるのか?引き続き調査中である。

1.PK-513L プラス 裁断器:文房具専門店あずまや
2.雑誌の電子ライブラリー化に関心を持っている人は多いみたい(みんなどうやってデータ量減らしているんだろう?結構重くて…)
古い雑誌を自炊ちゅう くねくね科学探検日記や、
http://www.ttcbn.net/no_second_life/2010/02/plus-pk-513lscansnap-s1500mdropboxgoodreaderiphone-mac-net-iphone-shopping.html
3.電子書斎 関連トピック01
窓の杜 - 私本管理Plus

プライベート電子ライブラリー

以前この記事にかこきこんだように電子書籍には法的グレーゾーンが多い。
·スキャナ+裁断機のレンタルはおそらく適法だが、自炊代行業は法的には違法となる可能性が高い。
·家族内の共有HDへのデータアップは適法だが、企業内の共有HDへのデータアップは違法。
·家庭内HDも外部アクセスに対してオープンになっているとグレー。
·オンラインフォルダ(googleの共有化フォルダやMSNの写真共有化フォルダ)に乗せるとほぼ違法のグレー。
·裁断済みの書籍の流通は合法。ただし、大量の裁断済みの書籍の売買はどう考えても問題。
しかしながら既存の法律、既存の出版業界や著作権権利団体に過剰配慮して、グレーゾーンのサービスに手を付けずに居ると、アンダーグラウンドの流通が活発化し、結局一般消費者も著作家も損をすることになってしまったりする。

そもそも書籍データをスマートフォンなどの電子端末で読むだけでは書籍の電子化の意義は少ない。書籍の情報を電子化し、電子ライブラリーとして使うことに意義があるのだ。

自分は常々考えていた、そもそも新たな思索・イデアを湧出させる事へと繋がるかもしれない、高度な文章・高度な情報の電子共有化。断片的な情報も掘り下げてゆくことにより、またさまざまな情報とリンクしてつながり、次第にクラスター化することによって、新たな展開・視点を与える筈なのだ。従来は広大なライブラリーにアクセスできる「研究者」にのみ許された「時間をかけて行う思索・アイディアのクラスター化」は、電子上に場を移す事で圧倒的に高速化・高効率化する。(これは情報の電子化、ネットワーク上へのアップが人間の思考・思索能力を拡張していることでもあり、情報ネットワーク技術が真の人類の脳機能の拡張へと繋がることを示すものなのだが、その「拡張」に関しては改めて考察する)

まさに電子ライブラリーという場の上で、人間の思考機能が深まり、より深く、より広く、より多角的に考えられるようになる。プライベート電子ライブラリーには期待しているし、労力もある程度はさいてゆくつもりだ。

流行30年周期説? 短周期化しているのではないか?

流行30年周期説というものがある。服・モノ・コトなどの「流行」が30年の周期を持っているという説だ。例えば’00年代には’70年代のリバイバルが受けるとか、’10年代には’80年代のファッションが再流行るのではないかという予測が立てられるというものだ。だが、現在ではそれよりも短い周期なのではないかという説が提示されている。

歌謡曲・アイドルの流行に関する番組で、今までの流行を格好良い⇔可愛らしい、男ウケ⇔女ウケという2軸の切り口で特長を分析して流行を解析した結果、スパイラルを描いているという結論を番組側は用意していた。だが自分にはそのスパイラルの周期がだんだんと短くなっているような気がしてならなかった。流行はだんだんと極端化、短周期化しているのか?

「流行が極端化、短周期化している」こう解析できると思うので、まずはその原因を推測してみることにする。
1. 情報化…データのデジタル化とインターネットによる多種多様な情報のオンライン化によって、今までの流行が高精度に閲覧できるようになった。
2. 流行の訴糾力が低下している…流行に対する憧れがなくなっている現代、減っているフォロワーを再び振り向かせるために極端に特色を演出することが必要になっている
3. 陳腐化するまでの時間が短い…情報伝達速度が高速化しているためにすぐに陳腐化してしまう。特にリバイバルは根本的に新しいものではないのですぐに新鮮さが薄れる。

だがそれは新しいものを提案できなかったことと繋がっているのではないか。新しいものを発信するということは、今までになかった新技術を実用化してその実用性を問うという面と、今までになかった意匠を実用化しその美を問うという面がある。ものが充足してしまっている現代、どちらかだけでは片手落ちなのだ。今まで(1990年代くらいまで)の大流行が、衣食住の充足化を伴うものだったからこそ、大流行の形式をとったのであって、そこに真のクリエイティブがあったことの証明にはならないと考えている。作れば売れた時代には、新技術を実用化してその実用性を問うという面と、今までになかった意匠を実用化しその美を問うという2つの課題は二の次となっていた。現在は衣食住は充足している。もはや完成してしまったユーティリティを維持、必要な部分を取替・刷新すればよいという状況になっているのだ。ここに来て大きなムーブメントを作り出すためには、今までになかった新技術を実用化してその実用性を問うという面と、今までになかった意匠を実用化しその美を問うという面の両面を満たすもののみが生き残れるという状況を呈し始めている。

何が表層的なトレンドフローなのだろう?そして何がトレンドフローの深部に潜むものなのだろう?それを俯瞰し見出したいものである。

関連記事
aromaphilia: 「嗜好の多彩化」と従来の「記号的文化消費」についてのメモ
(後日記事内容修正します)

MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004 日本向け正式発表

以前このブログで話していたMARANTZ NA7004が国内向けに正式発表された。発表会は恵比寿にある試聴室で実施されたらしい。

参考----
マランツの「2010年9月7日 新製品発表資料」
ASCII.jpの記事「ASCII.jp:マランツ、ネット対応の高音質プレーヤー「NA7004」を発表」
HiViの記事「マランツがオーディオ心をくすぐるネットワークオーディオプレーヤーNA7004を発表!」
Phile-webの記事「マランツ、ネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」を発表 - Phile-web」

発表資料や上記の専門誌のアナウンスを見てみると、i-Pod touch / i-Phone系のGUIから無線LANネットワーク経由で操作できたり、ファイル形式がFLACにも対応していたりと、かなりLINN DS(Digital Stream)のシステムを意識したのだろうなぁ、と思った。だがNA7004はそれに加えて、USBでPCと繋いで外付けオーディオインターフェース的な使い方をしたり、USBメモリーを直接挿してその音楽データを読み取ったり、i-Pod touch / i-Phoneをマウントしたりという多彩な使い方が可能なようだ。

インターフェースは
①イーサネット…有線LAN・DLNA1.5準拠として振る舞い、NAS上の音楽データやインターネットラジオを再生したり、Webコントロール(i-Pod touch / i-Phone等を通じた機器コントロール)、ファームウェア・アップデートの役割
②USB…PCと繋いで外付けサウンドインターフェース的な使い方、つまりPCからのデジタル音声信号をNA7004のD/Aコンバーターによってアナログ変換し、PCからの再生をサポート。またはiPod/iPhoneとデジタル接続し、音楽信号をデジタルのまま出力、NA7004のD/Aコンバーターによってアナログ変換する再生をサポート。
③デジタル入力(同軸、光角型)
④RS-232C
⑤Bluetoothレシーバー用接続端子
特に目に付いた装備はこんなところ。

今後はミドルレンジでの単品DLNAプレイヤーが後に続いてくれるのではないだろうか?特にこの価格帯での映像ストリーミングもサポートできるHDMI+5.1CH(今のハイエンドは8.1CHだっけ?うろ覚え…)で、ピュアオーディオで使っても楽しいというような単品DLNAプレイヤーが後に続いてくれたら嬉しい。まぁ現物を見て、聞いてみたいです。

個人ブログでも紹介されている
http://hotworks.wordpress.com/2010/05/07/marantz-na7004/
http://blog.goo.ne.jp/gikyusan/e/86e15b24df5c04ff8db6b8639339e0b7
http://blog.livedoor.jp/hotworks/archives/51514964.html
http://ayuchin.blog11.fc2.com/blog-entry-1132.html
など

<追記①>
既存で、この分野の商品に近いものとしては
パイオニアのSACD/DLNAレシーバ「PDX-Z10」
がありました。アンプ+SACDプレイヤー+DLNAプレイヤーという構成です。  
(参考;報道資料 : パイオニア株式会社

<追記②>
同時期の家電ショウで
ヤマハ「NP-S2000」の日本国内向け発売も報道されていました。
バランス出力付DLNAプレイヤー(iPhone/Web操作可能)という構成です。  
(参考;ネットワーク上の音楽ライブラリーを高音質再生する、ピュアオーディオグレードの"ドライブレス"HiFiプレーヤー。 ヤマハ ネットワークプレーヤー『NP-S2000』

ドコモと電波跡地

ドコモが新しい周波数帯域を押さえた。もともとアナログテレビ放送が終了するのに伴い、課題となっていた電波帯域用途の割り振りのし直し1)。新たに空く(現)アナログ放送の帯域は「マルチメディア放送」用途とする方向で考えられていたが、その事業者がドコモ陣営に内定したという報道があった2)。映像配信はネット上ではかなり苦戦している商分野であるとされていて、ドコモがこの電波帯域でなそうとしているサービスがどれほどの採算性を実現できるのかかなり気にはなる。経営陣もかなり高リスクであるという認識の下、この分野に乗り出すのだという報道があった。

ドコモはsimロックフリー端末化を国内で最も早くに掲げた。そしてその受け皿として最大手になるだろうと考えられるこのサイトで紹介したこともあるb-mobile(日本通信)はfoma回線をベースとしている3)。i-Phoneで新規顧客を獲得したsoftbankに対して、ドコモの次の一手は、このsimロックフリーと、softbankに勝る良質なfoma回線網の低価格での提供だといえる。

もともとドコモはsoftbankに比べ広い電波帯域を押さえており、電波帯域の関係から、今のsoftbankの携帯通信網はフィジカルに飽和状態…ひいては「繋がりにくいsoftbank」という結果をもたらしているという。やはり、無線通信が隆盛を極め、無線経由でやり取りをされる情報量が増えれば増えるほど、「もともと広い帯域を押さえていた」企業がより強く振舞えるということに繋がっているのだと思ってしまう。しかし同時にアナログテレビ放送帯域「跡地」を兎にも角にも押さえたドコモ。営利企業としては正しい手の打ち方だと思う。

1. 放送電波のすき間に眠る「埋蔵金」 :日本経済新聞
2. 携帯向け新放送、NTTドコモが運営事業者に :日本経済新聞
3. 落胆したもう一つの会社 :日本経済新聞