パレスサイクリング

実は自転車が好きである。自分の好みはロードレーサーだ。とはいってもガッチリ服装をコーディネートして、イタリア製やらフランス製やらのカーボンかアルミの超軽量ロードバイクに乗って…という本格的なものではなく、約15年落ちのパナソニックのクロモリのロードに普段の生活で乗る、というのが好きだった。(過去形にしたのは、乗っていたのは社会人の時代であって、現在、車体は福岡の実家に預けてある)

ロードレーサーはかなりスピードが上げられる。市街を移動する場合、車並みの速さで移動できる場面もある。実は自分はサイクルスポーツが好きというよりは、ロードバイクを足にする市街生活が好きなのだ。

市街地は舗装してあるため、特に、狭めの地方都市の古くからの市街地に住んでいれば、日常生活において市街のどこに行くのにもロードレーサーで事足りらせることが可能である。福岡なら中央区、京都なら中京区・下京区、というような”旧市”に拠点を持っていると、快適な自転車生活が可能だ。東京は広く、西日本の街よりアップダウンも多いので自転車に優しい街とは言い難いが、自転車生活を実践している人も多い。

最近「パレスサイクリング」を知った。皇居の周りに土日に近づいたら、ランナーが多いのは平日と同じなのだが、車を進入できなくしてロードバイクに車道を完全開放していた。何かのイベントなのかなと、最初は思った。後から電車内でネットで調べてみたら、今年に入ってから毎週日曜日にオープンしている「パレスサイクリング」とのこと。皇居を完全に一周できるわけではないのだけれども、内堀通り・祝田橋(最寄日比谷?)~平川門(竹橋)間往復約3km。自転車産業振興会というのが絡んでいるらしい。

驚くことに台数は制限されるのだろうけれども、自転車の貸し出しが行われている(周回制限あり?)ようで、ロードバイクやタンデムバイクもあるらしい。皇居の周りはランナーの増加に伴い、公共の入浴施設が充実してきている。近くに住んでいて、昔から持っているロードバイクに乗っていたら走りに行くのに…。

自転車産業振興協会
自転車 パレスサイクリング1周_10min (1.40) - YouTube
サイクリング道路の交通規制:警視庁

嗜好性とは何か、嗜好と文化成熟の関係について考えてみた

嗜好品に興味を持った。なぜなら多くの嗜好品は独特の匂いを持ち、嗜好品による満足感にはその強い匂いも大きな寄与を果たしている。

Wikipediaによると「嗜好という言葉のある中国には嗜好品というカテゴリーはなく、韓国語には「嗜好品」という言葉はあるが日本語の借用語といってよく、和英辞典の英訳もしっくりとしない。」とのこと。

「嗜好品の特質は以下のとおり。
• 普通の飲食物ではない。:栄養・エネルギー源を期待しない。
• 普通の薬ではない。:病気治療を期待しない。
• 生命維持に強い効果はない。
• ないと寂しい感じ。
• 食べると精神(心)にいい効果がある。
• 人の出会い意思疎通を円滑にする。
• 植物素材が多い。
ほとんどの場合、心理的あるいは薬理学的な機序により習慣性を有し、物質嗜癖の対象となりうる。嗜好品は、薬理学的依存形成作用の有無で二つに分けられる。すなわち炭酸飲料や菓子のように向精神作用はないが、味や香りなどによって心理的に習慣性を形成するものとコーヒーや茶[3]、アルコール、タバコなどのように、味や香りによる習慣の他に加えて薬理学的な依存性を有するものである。」

嗜好品の根底には「たしなみ(嗜み)」がある。たしなみ?たしなみと過度の依存性・習慣性との差はどこにあるのか?それは
• たしなみの対象は嗜好性(中毒性・依存性)を持つものの
• たしなみには社会的な容認が必要であって
• たしなみは節度を併せ持って行わなくてはいけない
という点にある。「大人のたしなみ」「男の嗜み」「淑女の嗜み」…いずれも中毒性がありながら、依存性・習慣性に強く嵌りすぎることなく、社会生活との両立、もしくはそれを用いて共同体内での意思疎通をより活発化・円滑化することが前提である(「たしなみ」の領域を超えて依存・習慣化してしまうと「身を持ち崩す(=ドロップアウト)」となってしまう)。

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さて嗜好品を楽しむために必要な要素はもうひとつあって、それは「嗜好品」を楽しむ人間の「成熟」が必要だということである。前述の依存性・習慣性のためでもあり、生命維持に強い効果はないためでもあるが、子供が大人になるにしたがって身につけるという性質を持っているのである。まさに「文化」を身に付けるごとくである。子供は成長するのに従って、「文化」の色に染まってゆくのと並行して、「嗜好品」の味を覚えてゆく、「嗜好品」との付き合い方を身につけて行く。「嗜好品」の味を覚えるというのは、味覚・嗅覚がその文化の中で成長し大人になってゆくことであって、「嗜好品」と上手く付き合えるようになるというのは、その文化の中で「社会性を身につけ」、共同体内での意思疎通をより活発化・円滑化することを象徴していることはとても興味深いことである。

多様な嗜好性を擁している文化は、成熟して複雑化した文化なのかもしれない。その文化の中で味覚も嗅覚も社会性もシステムも成熟して複雑化していて、その象徴として「嗜好品」文化、さまざまなカテゴリにおける成熟して複雑化した「嗜好性」が擁されている、とは言えないだろうか?

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財産や文化(=知識、システム)は戦争や災害によって破壊される。(戦争や災害などで)前世代からの引継ぎが少ない共同体は、努力しながら段々とそれらを蓄積してゆく。その結果、共同体には財産や文化が誕生する。それと並行し文化の「癖」ともいえる嗜好性が構造化し、それと並行し大人へと「成長」する際の障壁が高度化して行く。ただし、共同体が文化成熟する際には、多くの場合で社会の階層化と非流動化を伴う。そして、場合によっては共同体は閉塞し、文化は衰退する。

文化成熟した共同体下では、人間はストレスを感じるものである。自分の限界というものがあり、自由は制限され、高度な社会貢献が求められる。だからこそ、ほとんどの「嗜好品」において、心理的あるいは薬理学的な機序により習慣性を有する反面、それは社会的に容認され、大人が節度を持って、共同体内での意思疎通をより活発化・円滑化するのに用いるのではないだろうか。

その代わり、多くの嗜好品は独特の匂いを持ち、その嗜好品の匂いは共同体によって、文化的に洗練され続けてきた。満足感にはその強い匂いも大きな寄与を果たしている。こう書いてみると、「文化」と「五感とくに匂い・味」と「嗜好性」が密接に絡み合っていることが、(一部垣間)見え、もっと調べてみたくなる。論が乱暴すぎるが、考えていたので書いてみた。(リファレンスも探してゆきたい)

(引用)
嗜好品 - Wikipedia

すごいアプリが流れてきた。「カレログ」

コレすごいアプリですね。ツィートのTLに流れてきたので、供給元のページを確認したらなかなかの機能みたいです。とりあえずググル先生で、ちょっと軽く調べてみたら色々なご意見が出てきて、今後の展開が気になります。

とりあえずアンドロイドOSのスマートフォンであればコレくらいのことは出来るだろう、という機能なのですが、それを実装して頒布しちゃう?と自分などは思います。しかし…例えば徹夜勤務明けの彼氏に強引に押してインストールさせてしまったり、鬼嫁に強要されたりする「ユーザー」様もそれなりに出てくるのかなぁ?というか男が女性のアンドロイドに勝手にインストールしたら(「ちょっと携帯見せて」などと言って)、それだけで犯罪ですね。

すごいアプリが流れてきたものです。

カレログ
Togetter - 「ひろみちゅ先生による「カレログ」の違法性検証」
「カレログ」の検索結果 - ツイナビ・Twitter 公式ナビゲーター
Androidアプリ「カレログ」の鬼畜っぷりまとめ - NAVER まとめ
彼氏の位置・電池残量・通話記録が分かっちゃう恋愛支援アプリ「カレログ」が登場☆(ゝω・)vキャピ | ニュース2ちゃんねる

ツィッタークライアントsoicha/j

なんだかんだでツィッタークライアントsoicha/jって云うのになっている。これが結局一番現実的で使いやすいと思う。iPad用がまだないのが残念なのだが…。

自分は二つのアカウントを持っていて、片方を香り以外の趣味+ボヤキ用、もうひとつのアカウントを香りのツィート用にしている。複数のタイムラインを見回って、気になるニュースをチェックし、それをツィートしたり、ever noteに送ったりしている。たぶん多くの人がそういう使い方をしているのではないかと思う。

もともとtweet Meという同製作者の旧アプリを使っていた。それがいつの間にかsoicha/jって云うのになって、アンドロイド用やPC用のアプリも出て来て、オンラインでの設定同期も出て来て、相当便利になっていたので結構嬉しかった。Tweet deckを一時的に使ってみていたが、なかなか慣れないので元に戻した。(特に公式リツィートの使い方が…)

驚いたのはPC用アプリでGoogle Readerとの連動を果たし、タイムラインとして表示されるようになっていた事。Facebook, mixiとの同時投稿機能は色々なアプリに実装されているがRSSリーダーの実装を視野に入れているところが、自分としては嬉しかった。ぜひiOS用アプリでもGoogle ReaderのTL実装化してもらいたいものである。

SOICHA | Connect Social network & Cloud
SOICHA/j for Twitter for iPhone, iPod touch, and iPad on the iTunes App Store
SOICHA/jは多機能かわいい - kuafの備忘録(確かにもっさり)

aromaphilia: いまさらtweet deckを導入してみる

(P.S.)
9/1、SOICHAとFacebook、Google系(Google reader, Gmail)との連動が終わってしまったらしい。TLがなくなってしまった。せっかく良い感じだったのに。

直感を養う、重要な「調和」

せっかくなのでこの話も書いておこう。

人間には理性の部分と感性の部分があると思う。ここ数日間考えている事柄である。

人間には、直感的に判断して波に乗る性質も必要だし、情報収集と解析で物事の本質を捉え、さまざまな場合を想定して手を打ったり策を考えたりする性質も必要である。自分は今、「直感的に判断して、波に乗る性質」が自分に必要なのだと思っている。

………

前回までに「ブログearth in us」や「魔女の宅急便」を通じて考えた事項が幾つか。
• 「善であるよりも、欠けることない自分でいなさい」シャドウを認め、あがない、手をつないで、オープンにしよう。 そうすれば、やがて影に光が指すだろう
• 「再び純粋な気持ちを取り戻したとき」、不思議な力が僕らを救ってくれるかもしれない。
この二項は実は男性の役割と女性の役割を象徴しているかもしれない。男性は神や最も愛する女に自分の罪を告白して、許してもらうのかもしれない。女性は夫を愛したり、子を愛したりして、その時、自分も予想すらしなかった強い力が自分の中から湧き上がってくるのかもしれない。(このような思考、思想は男女平等を理想とし、男女平等に向かってゆかなくてはいけない現代社会においては“間違った”考え方なのかもしれないが)

遠藤浩輝によるSF漫画作品『EDEN 〜It's an Endless World!〜』(エデン イッツアンエンドレスワールド)には主人公と父の会話の回想シーンが挿入されており、父は子に「普段は母さんに話して許してもらう。母さんに許してもらえないような悪いことをしてしまったときには…(神の存在を意識していると考えられる)」と喋っている。私たちは毎日、理想と現実のハザマを生きている。理想の自己像と現実の自己像、理想の仕事と現実の仕事、理想の世界と現実の世界、究極的には善と悪のハザマを生きている。理想と現実に引き裂かれそうになりながらも、それに耐えてゆかなくてはならない。その事実を何者かに許してもらわないといけない(そんな自分を認めてもらいたい)のである。

それに対して「誰かを心のそこから愛する」ということは、それとはまったく別の次元の話だと思う。

というのは、誰か好きな人間が居ると、その人間からも好いて欲しいと思う。自分のことを好きで居てくれる人間なら、相手の喜ぶことをしてあげたいと思う。とても自然なことだとは思う。だが現実にはすれ違いや、不調和が起こる。そのような時、自分の好きという気持ちに曇りが起こってしまう。心から何かをしてあげようという気が起きない状態になってしまう。だからこそ「再び純粋な気持ちを取り戻し」て、幸福な調和に至りたい。(そしてその時こそ不思議な力が湧き上がってくるはずだ。話の本筋からはずれるが、「魔女の宅急便」の主テーマは子供から女性への転進と、「純粋な気持ちを取り戻して」相手を助ける事である)

• シャドウを受け入れて自分の持てる力を発揮すること
• 曇っていた心に、純粋な気持ちを取り戻し、誰かを助けること
その両方ともが人間にとって重要な「調和」なのかもしれない、と考えた。

aromaphilia: 心のシャドウを認めること、純粋な気持ちを取り戻すこと
aromaphilia: 魔女の宅急便、という「おとぎ話(=昔話)」

心のシャドウを認めること、純粋な気持ちを取り戻すこと

"earth in us. ミニマリスト"のブログ投稿「心理セラピストに教わった「心の急所」を減らす技術 ― 心のシャドウとは何か?」を読んでみた。キーとなる部分をコピペして考えてみる。

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 「それが、傷つく原因だ。君は自分の"シャドウ"を通して、世界をみている。だから、心はいつまでも休まることを知らない」
 「シャドウとは、君が知らず知らずのうちに抑圧している"後ろめたい罪悪感"だ。 かの有名なスイスの心理学者ユングが発見したものだ。」
 「他人の言動に傷つくのは、君自身がそれについて罪悪感を持っているからなんだ。…」

 「私たちは毎日、理想と現実のハザマを生きている。 "こんな風に見られたい!"と願う一方で、不完全でどうしようもない自分もいることだろう」
 「たとえば、もっと成功して自信を持ちたい自分と、全然そうじゃない自分。
 とっくに結婚して幸せな家庭を築いているべき私と、それには程遠いミジメな私。
 仕事がデキて頼りにされている私と、ずさんでグータラで信頼されてない私。
 思いやりと感謝で生きたいのに、すごくワガママで自分のことばっかりな私。
 善人でありたいのに、心のなかで人のケチばかりつけている自分。」

 「目標や、あこがれの姿があるというのは、良いことだ。 だけど、だんだんと"理想的じゃないダメな部分"を、自分の奥底にねじ込んでフタをして抑圧し、私は"完全に理想的な自分"であると正当化して生きてしまうと、シャドウが形成されてくる。」

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ブログ中では「ダークサイド」という言葉で示されていた。自分は最近考えていた映画「魔女の宅急便」での映画のテーマも、このブログの記事内容と重なるような気がした。私たちは毎日、理想と現実のハザマを生きている。 "こんな風に見られたい!"と願う一方で、不完全でどうしようもない自分もいる。

そもそも主人公キキの魔法が使えなくなったのは、トンボと飛行船を見に行った後、トンボの友人たちと会った時にキキ自身が嫌な気持ちになって以降である。一人で歩いてパン屋の屋根裏部屋に帰ってきたとき、キキは街の女の子のこともトンボのことも自分のことも嫌になっている。その後、ジジの言葉が分からなくなり、飛べない状態になってしまっている。魔法がものすごく弱くなっているのである。

われわれ大人も、こうありたい自分とそれになりきれない自分が共存している、この現実を突きつけられた時、周囲の人々のことも自分のことも嫌になって、つまりシャドウが形成されてくる。魔法が使えなくなる、というのは「物語」上であるが、シャドウは人々の力を減退させてしまう。理性、感性、精神力、社交力…

人間には、直感的に判断して波に乗る性質も必要だし、情報収集と解析で物事の本質を捉え、さまざまな場合を想定して手を打ったり策を考えたりする性質も必要である。私事をいうと今、「直感的に判断して、波に乗る性質」が自分に必要なのだと思っている。

だが自分は今まで理詰めで判断するということばかりをし続けてきた。突然、直感的に動いたり出来ない。正確に言うと「直感を良い状態に保つノウハウ」を知らないし、「直感の波のようなものがどのようなもので、どのくらいの影響力を持っているのか」を知らない。ひとつ考えていることには、直感に従ってみるという事は究極的には、自分を信じてみるということだろうし、他者に影響されない強い自分の心を持つことだろうし、自分の盲目的な執着や思い込みから自由になるということである。

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ブログはユングの言葉で締めくくられている。「「善であるよりも、欠けることない自分でいなさい」と。 不完全で未熟な部分もふくめて、かけがえのない「自分らしさ」だ。 シャドウを認め、あがない、手をつないで、オープンにしよう。 そうすれば、やがて影に光が指すだろう」

それと同時に、「再び純粋な気持ちを取り戻したとき」、不思議な力が僕らを救ってくれるかもしれない。

心理セラピストに教わった「心の急所」を減らす技術 ― 心のシャドウとは何か? : earth in us.
aromaphilia: 魔女の宅急便、という「おとぎ話(=昔話)」(当ブログ関連投稿)

魔女の宅急便、という「おとぎ話(=昔話)」

せっかくなので、書いておこう。(ちょっと唐突すぎる始まりだしですが)

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「エネルギーの失われた状態であることがわかったのなら、小休止を摂って、回復を待てばよい」と人は言う。「魔女の宅急便」でも、「描けなかったらどうするの?」という主人公の質問に対して、絵描きが「ジタバタする。がむしゃらに描いてみる。でも、ジタバタしてもどうにもならなかったら描くのを辞める。本を読んだり、景色を見たり、何もしない。でもある時急に描きたくなる…」と答えている。

映画「魔女の宅急便」において、重要なテーマは
• なぜ主人公のキキの魔法が使えなくなったのか
• なぜ主人公のキキの魔法が使えるようになったのか
の2点になると思う。

そもそも主人公キキの魔法が使えなくなったのは、トンボと飛行船を見に行った後、トンボの友人たちと会った時にキキ自身が嫌な気持ちになって以降である。一人で歩いてパン屋の屋根裏部屋に帰ってきたとき、キキは街の女の子のこともトンボのことも自分のことも嫌になっている。その後、ジジの言葉が分からなくなり、飛べない状態になってしまっている。魔法がものすごく弱くなっているのである。

魔法が復活するのは飛行船が暴風で流され、トンボを助ける必要に迫られたときである。トンボを助けようとしたとき、その力が復活し、トンボを助けた後のテレビ局のインタビューの最中に入ってきたジジの言葉はキキには分かったようである(映画中では、ネコ語なので我々には分からないのだが)。

この問いに対する答えが作中、絵描きの子(ウルスラ)の言葉の中にあるように思う。キキが、魔女がどうやって飛ぶのかについて「血で飛ぶ」と答えた後、ウルスラは「魔女の血、絵描きの血…神様か誰かがくれた物なんだよね。…おかげで苦労もするけど」と言っている。エンディングテーマの中でも松任谷由美「優しさに包まれたなら」中、「小さい頃は神様が居て、不思議に夢をかなえてくれた、優しい気持ちで目覚めた朝は、おとなになっても奇跡はおこるよ」とある。

つまり、神様がくれた力を使うためには、素直で、優しい気持ちだけに心が満たされていないといけないのではないか、と考えられるのである。キキが街にやって来たときには、小さい頃からいた神様が引き出してくれていた血の力が、素直な子供の心によって出現していたが、心が曇ってしまったために血の力が弱まってしまう。しかし、再び純粋な気持ちを取り戻したとき、血の力が復活し、トンボを救うことが出来た…。

この作品を見ていると、ブルーノ・ベッテルハイムの「昔話の魔力」中にある「おとぎ話(=昔話)」と構造が似ていることが分かる。「昔話の魔力」で、ブルーノ・ベッテルハイムはおとぎ話を心理学的に分析している。幼少時、心を補完する為にある特定のおとぎ話に依存する…。おとぎ話の中で成長する主人公に子供は感情移入をし、その成長を追体験することで「おとぎ話」の中で語られる「成長」を疑似体験するのである。観客は主人公のキキと一緒に物語の中を生きることで、成長したり、純粋な気持ちを取り戻したり、浄化されたりする。この作品はファンも多いが、そのような「おとぎ話」的力があるからかもしれない。

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この話は福岡に帰ったときに、弟夫婦がネットを見たり漫画を読んだりしながら話していたテーマである。丁度、テレビで映画が放送された2~3日後に福岡入りしたから、その話題だったのだろう。実は原作があって、その話の中ではキキがトンボと結婚するところまでが描かれるのだ、という話も聞いたり(自分にとっては初耳)。でも、自分はさまざまな本を読み齧った話をつないで、魔女の宅急便のテーマはこのような内容なのだろうと考えた。

魔女の宅急便 (スタジオジブリ作品) - Wikipedia
ネタばれ注意! 魔女の宅急便 - あの映画のココがわからない
ブルーノ・ベッテルハイム - Wikipedia
昔話の魔力, ブルーノ・ベッテルハイム の感想 - ブクログ

福岡の空気、匂い。

福岡に帰省していた。日曜日の夕方くらいの飛行機をとって、飛行機で移動した。空港を降りてすぐ感じた福岡の空気、匂い、自分の家の空気、匂い。それらが何とも懐かしい。

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福岡では、何もしなかった。以前より自分を見守ろうとしている人にしか会おうとしなかった。ネットを軽くチェックしたり、街中に無目的に出かけたり、雑誌を眺めたりしていた。かつての先生や親戚筋と会うのも夕方以降にこなしただけだった。

その結果分かったことは?自分のやろうとしていた方針の再確認が出来た。自分のやろうとしていることを捻じ曲げて、周りが無言のうちに要求している「やらせようとしていること」「やるべきだ、としていること」を実現しよう、それに向かって努力しているように見せようと今までしていたのではあるまいか?

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日々、技術と知見を高めておき、準備しておくこと。普段から自分のしたいこと考えていることを周りにアピールしておくこと。そのように自分のことがきちんと見えた上で、周囲の気・空気を感じ、瞬発的な行動が出来ること。このためには休息が必要だったのかもしれないし、その休息を福岡の空気と匂いの中で充分取ったのだ。

天神(福岡)IMSでキリンビール

福岡に帰省して、両親と外食をしようかという話になった。以前から、ipod touch / iphone系のアプリの利便性を触れ回っていたので、自分が店候補を挙げることになった。

とりあえず食べログで地域指定をして検索する。自分の決め方は地域指定をして、気になったお店の詳細を確認、詳細な場所と内容・予算を見ながら絞り込む。絞り込んだ店は口コミ情報を確認して行ってみても良いか確認する。今回は福岡のビアガーデン・ビアホールで少し毛色の変わったものがないかと思って調べてみた。

この天神IMSのビアホールは数種類のビールが揃えてある。最初に普段なかなか見かけない「ハートランド」が有るようで目に付いた。よくよく読んでみるとキリン系が揃っているようで、特にブラウマイスターというプレミアム品種も飲めるようだった。このお店、キリンのコンセプトショップだったのかな?天神IMSは大手企業のコンセプトブース、特に自動車のショウルームなどもいくつか入っておりその一環なのではないかと思った。でも調べてみたらロイヤルホストとの絡みもあるみたいだし…。

とりあえず結構値段的にはお得感のあるお店で、その上キリン系の品揃えも良い。生ビールに限らず、きちんと温度コントロールされた酒は良いですね。

ref.
Fukuoka 【KIRIN SOW-SOW】 : KIRIN SOW-SOW キリン・ソウソウ[食べログ]
天神イムズ | Inter Media Station IMS

いまさらtweet deckを導入してみる

それまではtweet me1)というtwitterアプリを使っていた。なかなか便利だと思う。複数アカウントを処理できるし、リストをいくつも登録して、通常閲覧するタイムラインを複数個設定できる。だがこのアプリ、有名というほどメジャーではない。それに複数設定したタイムラインが重くなりすぎ、タイムラインが表示されるまでの時間が掛かり過ぎる状態になっていた。

この手のアプリで定番なアプリはtweet deck2)であろう。だが普段使いしているアプリから同機能の別アプリに全く乗り換えるのは少々多変だし、乗り換え始めたら様々なことを調べながら使いこなして行かないといけないので時間が掛かる。というわけで日曜日の空き時間を利用してこのアプリを導入してみた。

共通して出来ること(特に自分の使い方において)
・複数アカウントを処理できる
・通常閲覧するタイムラインを複数個設定できる
・ツィートの際、文章作成段階でアカウント選択できる

tweet meのほうが優れている点
・既読、セルフツィートが色分けされていて見やすい
・公式リツィートがアイコンに反映される(→見やすい)

tweet deckのほうが優れている点
・アプリの起動が速い、動きが軽い
・アプリを起動すると、全タイムラインの未読ツィートがダウンロードされる
(電車内で確認していないので、通信が途切れがちな場合にどう表示されるのか気になる)

ツィッターに関して調べていたら、ちょっと夢のあるサービスを見つけてしまった3)

1)
TweetMe
最強の呼び声も高いiPhone向けTwitterクライアント『TweetMe』がついにリリース!! - ガジェット通信
SOICHA/j for Twitter 1.0.1 (iPhone/iPod touch) TweetMeが進化 - コトハノオト(後継アプリ…これはこれで評価高い?)
2)
TweetDeck - Your social world
『TweetDeck』~SNS統合クライアントの決定版~ | andronavi (アンドロナビ)
TweetDeck 2.0 for iPhone が予想以上に使いやすい - La Loopa
3)
みみうち | 相手に告白することなく、両思いかどうか確認できるサービス