メモ;TEAC (11/19-21)

TEAC学会に参加してきたので、気になった発表に関してメモしておく。

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曽田香料の研究部長が曽田香料の特許取得済み官能評価方法に関して発表していた(依頼口演3)。
何らかの香気において、どんな香気物質がイメージを決定付けているのか?調べる方法としてはGC分析が定番だ。しかしながら香気成分にはGCの検出器でも検出できないような微量で、その香気に大きなインパクトをもたらす物質があることが知られている。また匂い物質が単体のときの匂いのイメージと、その調合品のなかでどんな影響力を働かせているのかは一致しない例もある。

前者に関しては、GC-O(GCスニッフィング)やAEDA(≒アロマグラム)という方法によって従来より官能評価による評価をとる。

後者に関して、以前より曽田香料が特許等で主張してきたOASIS、AROMATCHである。GC-Oの出口から出てくる香気と原材料の香気を気相中でこんごうして評価する。GCは香気成分がそれぞれ特定の時間で分離され出てくるので、それを分離され出てくる時間時間で調合品の香気のイメージがどのように変化しているかを官能評価すれば、その調合品における単品香料素材の役割が分かるようになる、という訳である。(詳細は特許を見てください)

今回この官能評価を用いた発表としては、東京農大の藤森先生の「ワイン香気」のテーマ(2PI-2)があった。また、このOASISではない香気の相互作用に関するものとしては、御茶ノ水・久保田先生の下でなされた「レモングラスと緑茶やチキンブロスとの相互作用」に関するもの(2AI-8)があった。
香気分析というものは「何が入っていた」という分析から「どんなものが強く働いているのか」という分析、さらには「どんなものが強く働いていて、その寄与はこんな傾向なのだ」という分析に移行してゆくべきであろう。

とりあえず「何が入っていたのか」というデータは有用だし、蓄積してゆくべき知見。もちろん、低沸点分子の生成経路を調査したり、未知化合物を発見し構造決定することは生物学的に有用で、そのような蓄積が、生理活性の調査との組み合わさって、新薬開発に結びついたりしては来たのだから、有用だし必要。だが、香りの科学としては片手落ちであるのだろう。

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1.TEAC2011 香料、テルペンおよび精油化学に関する討論会
2.曽田香料 http://www.soda.co.jp/company/aisatu.html
3.特開2003-107067
4.J P 2 0 0 7 - 1 6 3 1 9 8 A 2 0 0 7 . 6 . 2 8
5.ぐるぐる研究室 | ワタシにあったマナビを探そう!(藤森先生)
6.久保田 紀久枝@お茶の水女子大学研究者情報
7.http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=%E4%B9%85%E4%BF%9D%E7%94%B0%E7%B4%80%E4%B9%85%E6%81%B5&source=web&cd=5&sqi=2&ved=0CD0QFjAE&url=http%3A%2F%2Feprints.lib.hokudai.ac.jp%2Fdspace%2Fbitstream%2F2115%2F8282%2F1%2F28(1)_2.pdf&ei=UWrOToKnHIvUmAXr28y-DQ&usg=AFQjCNHq5Bm2WGtezkMDhrvKmxRhhL5yyw&sig2=nrtLGMLrCByxLC8IXxoUiA&cad=rja

話は変わるが学会に忍び込んでくる (TEAC)

忍び込むというと人聞きは悪い。もちろん正面から入り、非学会員の参加費を支払って、要旨集を買い、気になった発表を目立たないところから見る、というだけである。「香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会」が2011年度は筑波で開催され、行ってみよう、ということなのである。

自分の関心のある分野の学際的な発表の場はこの「香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会」や「日本味と匂学会」である。誰もこのような学際の場は案内してくれないが、自分のしたいことを自身では遂行してゆかねばならないので、行って聞いてくるだけである。特に気になったものがあったらこのブログに話をアップするかもしれない。

TEAC2011 香料、テルペンおよび精油化学に関する討論会
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薬事法と香水の輸入の仕事

関連最新投稿;
aromaphilia: 新規に化粧品を輸入できるような体制を整えるには?を調べてみる

古くからの知人で香水を取り扱っている友人から、「香水の輸入の際に薬事法の処理が必要で、その処理時に必要な資格を理系化学の経歴を持っている君は取れるのではないか」と訊かれていた。

香水の輸入の際、製造販売業許可を取得しなくてはいけない。個人輸入では問題とはならないが、販売や複数の人間に頒布する場合は薬事法に抵触することになる。このような場合は輸入者が製造販売者と同等の責任を負わなければならない。小規模の販売者は買い付けを個人で全て執り行ったとしても、この薬事法における「製造販売者と同等の責任」は外部に委託するケースが多い。彼女も今までは福岡の同業者とのつながりで、この部分だけは「外部委託」で処理していた。その問題に対して、自分が彼女の会社の社員としてこの資格を有することにより、薬事法上の責任者の問題を社内処理できるようにする。これによりスムーズな商品導入が可能になり、輸入する商品に関する機密もより安全性が増す。とはいっても彼女は仕事をそこまで広げる積もりはなく、自分のお店で売る分しかそのシステムで通さないことにする見通しのようだ。

この資格を取得するには会社組織として、県知事レベルでの許可が必要だが、彼女の意見によると、県によって許可下りやすいところ、下りにくい所(特に東京)があるという噂だった。化粧品メーカー出身の先生に確認すると、そのような事実はなく、東京は丁寧に教えてくれるほどだという。東京での取得をどうせなら目指すべきなのではないか?

要件を確認すると、自分は大学院卒業時点においてこの要件を満たしているようである。このような要件を法人格で取得できるなんて、会社員になってからは無理だし、大学院生(博士)になってからも無理だろうし(学問に専念しろ、という感じ)、この専門学校に居る間がチャンスなのである。

自分としては、彼女がお客さんに案内する「良い香り」をもっと研究したい、と思っていた。今回の薬事法を通そうとしている話がどう落ち着くのか分からないが、いずれにしても自分が社員(管理クラス)の格でこの薬事法の責任者として物事を処理できるように許可を受けようとすれば、今しかなく、香りのビジネスに関わり続けようとしたときに、彼女の仕事を横で見ながら、というのは悪い話ではないと思う。

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この仕事を本気で考えていて、リスクの少ないものにしようと考えたら、以下の事柄をルール化することが必要だと思う。
· システムを通す商品について、「安全性確認された香水」を通常商品として想定する。通常商品をシステムに通す場合は事後報告で良い。
· 「安全性確認された香水」とは、①過去販売実績がある(販売中断後に安全性に関する改定がない場合)、②過去販売実績があり販売中断後の安全性に関する改定においてもその改定内容に抵触しない、③過去販売実績がないが指定国(日本と同等以上の基準を有する)での販売実績がある商品を指す。①~③に該当しない香水は「指定外商品」として取り扱う。
· 臨時の商品をシステムに通す場合は、企画段階から稟議をまわす(基準を満たさない仕事に関しては事前に関係者に認知させる)
· システムを通す商品量の制限(仕入原価、小売価格総額での制限を月当たりなどで入れる=管理しきれない量を処理しない)
· システムを通す商品の販売ルートに関する制限(他の小売業者を代行しての責任者となるリスクを回避する)
最後2点は通常の香水の仕事計画においては不要かもしれない(ざっと考えてみたのみである)。

化粧品の製造販売・製造・輸入について  東京都福祉保健局
5許可申請について 東京都福祉保健局
薬事法における化粧品の表示 東京都福祉保健局
化粧品 - Wikipedia

メモ;第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010 (2010.10.1)

「第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010(2010.10.1)、メイン・テーマ アロマルネッサンス:匂い・香りのデジタル化による嗅覚情報通信技術の最先端のいま」1、このフォーラムに関して、見落としていたので、情報収集してこようと、九段下の「香りの図書館」2に行ってみた。このフォーラムにおけるテキストは購入可能なのだが、内容を閲覧してみた。

実は現在、フレグランスジャーナル社の「アロマリサーチ」3で「第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010(2010.10.1)」での公演内容の紹介が記事化されている(No.46以降)。内容に関しては雑誌の方で確認することにした。また登壇者に関して学術論文など、どのような著作があるのか別途調べてみなくてはいけない。

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登壇者
(独)産業技術総合研究所関西センター尼崎事業所 佐藤孝明
東京大学大学院情報理工学系研究科 谷川智洋
九州大学大学院システム情報科学研究院 都甲 潔
東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 廣瀬通孝
東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻 中本高道
沢工業大学工学部ロボティクス学科(高度材料科学研究開発センター兼任) 南戸秀仁
東海大学情報通信学部情報メディア学科 伴野 明
(独)情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルメディア研究センター超臨場感システムグループ 安藤広志

また近々、「NICT新ビジョン発表会 -第3期中期計画/災害とICT-」開催のお知らせ(開催日:11月9日?)4というのがあるようなので、潜入できたらしてみる(2010年度のCEATECには嗅覚関連も展示があったらしいが2011年度のCEATEC5は展示が絞られた)。あと、開催中だが、日本科学未来館で行われているデジタルコンテンツEXPO6も気になる。

(なんだか、する事もたくさんだ)

参考;
1.フレグランスジャーナル社|セミナー・イベント|アロマ・サイエンス・フォーラム過去の開催内容
2.フレグランスジャーナル社|香りの図書館
3.|雑誌|アロマリサーチ|フレグランスジャーナル社
4.イベント&トピックス | 「NICT新ビジョン発表会 -第3期中期計画/災害とICT-」開催のお知らせ(開催日:11月9日) | NICT-独立行政法人 情報通信研究機構
5.超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
6.デジタルコンテンツEXPO

香りの知財戦略、意匠戦略

日経BPのサイト1で香水に関する知財戦略として、
• 香りそのものに対する知財戦略
• 香水のボトルに対する知財戦略
の2点から論じられていた。自分たちの苦労して作った意匠のコピーを防ぐ、研究成果を守るためにはどうしたら良いのだろうか?

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香りは実態が感じにくく、香料や香りの芸術・香粧品における香りの重要性についてなかなか理解が進まなかったために科学や技術、工学、ひいては法律などの世界で重要視されずに居た。特に法律で守られていないことは香料業界にとって痛手である。

と言うのは香料、特に香水の世界において顕著なのだが、既存商品の模倣というのはそれだけで職人技術の要求される高度な専門職であった。なぜなら香料原料を匂いで判別し、混ぜ合わせて創った香りの出来・不出来を判別できるようになるためには、長期のトレーニングが必要だからである。仮に有名香水の偽物が出現しても、素人が作ったものであれば一発で見破れた。それに長期トレーニングを必要とすること、香料業界自体がとても狭く、その世界に誰が居るのか皆知っている世界だったので、キチンと調香能力を身につけた調香師は他の調香師が創作した物を模倣することはマナー違反とされていた。

いままで、「香り」で商売をしているのは食品向け香料と香粧品向け香料である。これらは原料を香料会社が調合し、調合したものを食品会社や化粧品会社が製品に混ぜ込んでいた。香料は信頼たる企業にしか触られなかったのである。このシステムのおかげでクリエーターは守られ、模倣者はある程度排除できていた。だが、1970年代~1980年代と時代を経るに従って分析技術が向上した。それによって匂いが分からなくても、ある程度の複製が可能となってきた。匂いを嗅ぎなれて、鼻での嗅ぎ分けが可能になった人ならその完成度の低さが分かってしまうのだが、匂いを嗅ぎなれておらず、普段香りに意識的に接していない人にはその差が分からない程度に、コピーを作ることが可能になってしまったのである。

香りは芸術であり、技術でもある。だが、その成果が法律や特許からの保護をあまり受けられていない状態は、クリエーターにとっては不利、模倣者には有利な状況を作り出している。それでも分析技術は向上し続けていく、この状況をどう改善してゆくのか?

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さらに自分がいま調査中の「香りのディスプレイ」ではより問題が深刻だ、と捉える人が多いと思う。「香料をそのまま人の触れられるところに持ち出すかもしれない」という意味だし、分析すればおおよその組成は分かってしまう。いくら香料によるエンターテイメント効果や空間演出効果が高くても、そこに踏み込んでいくことは自殺行為と捉える人が多いと思うのではないか。そうして考えると、2010年の「アロマルネッサンス:匂い・香りのデジタル化による嗅覚情報通信技術の最先端のいま 」2などに出てくるワードはなかなか怖いものがある。

参考;
1.日経BP知財Awareness - 永澤亜季子のパリ発・フランス知財戦略 第3回:企業における社員の著作権と、著作権譲渡契約の重要性
2.フレグランスジャーナル社|セミナー・イベント|アロマ・サイエンス・フォーラム過去の開催内容

関連投稿;
aromaphilia: 香りディスプレイ・プロジェクト
aromaphilia: 要素臭とは
aromaphilia: ガスクロ(GC)に関する基礎知識的なメモ

メモ;色々な香り研究の先駆者 (斉藤 幸子)

今後調べていこうと思っている名前を列挙しておく。

斉藤 幸子;経済産業省産業技術総合研究所 生命工学工業技術研究所人間情報部 (2001年 CiNii収録論文より)「特集にあたって : においの心理的体験が人に与える影響 (2001)」など。

…とは書いてみたものの、どんな研究をしていて、現在の所属がどこで、という情報がなんだか分かりにくい研究者の方。本当はもう少し詳細について調べたいのですが、結構大変そう。とりあえずメモを切り貼りして作ったのでコピペしてみます。その上、同姓同名の研究者の方もいらっしゃって、仕分けが必要でした。タイトルのみで判断してみたのですが、別の研究者の方を誤ってリストに入れてしまったり、取りこぼしたりしているかもしれません。(自分用ですので、お時間のある方のみご覧下さい)

メモのメモ;
斉藤幸子氏論文一覧 - 論文relation
斉藤幸子氏論文一覧 - 論文relation
齊藤幸子氏論文一覧 - 論文relation
斉藤幸子氏論文一覧 - 論文relation
斉藤幸子氏論文一覧 - 論文relation
CiNii 検索 - 斉藤 幸子

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1
特集にあたって : においの心理的体験が人に与える影響
斉藤 幸子
臭気の研究 = Odor Control Association journal 32(2), 65, 2001-03-20

1
S-2-5 Perceptual and cognitive process by brain image and psychophysical approaches : 脳イメージと心理物理手法による味嗅覚の知覚認知(<特集>ISOT/JASTS 2004)
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 11(3), 302-304, 2004-12

2
QRDA手法の応用性の評価 : 悪臭の実験データへの適用
齋藤 堯幸 , 斉藤 幸子
尺度混在データに関する冗長性分析の手法(QRDA)が提案され, 人工データを用いてその有効性は評価されているが, 実際の現象解析に応用された例はない.QRDA手法の特徴は, ある変数セットが他の変数セットに従属する関係を分析し, かつ各変数セットが連続変量とカテゴリカル変量から成り立つことが特徴である.この研究では, その特徴を考慮し, 臭気公害に関する実験データにQRDA手法を適用し, 心理変数 …
計算機統計学 13(2), 105-114, 2001-05-30

1
スティック型嗅覚同定能力検査法(OSIT)による嗅覚同定能力:年代と性別要因
綾部 早穂 , 斉藤 幸子 , 内藤 直美 [他]
Aroma research 6(4), 368-371, 2005
被引用文献1件

2
環境臭気におけるにおいの質の評価のための記述語の選定 : 記述語による日本の日常生活臭の類型から
斉藤 幸子 , 綾部 早穂
臭気の研究 = Odor Control Association journal 33(1), 1-12, 2002-01-20
参考文献12件 被引用文献9件

3
ニオイの知覚に及ぼす経験の影響
綾部 早穂 , 斉藤 幸子 , 菊地 正
Many studies suggest that perceptual learning plays an important role in olfaction. A cross-cultural study has demonstrated that everyday experience influences on judgment of pleasantness, familiarity …
筑波大学心理学研究 24, 1-5, 2002
機関リポジトリ 被引用文献6件

4
花の香りの評価における官能評価尺度の有効性
森中 洋一 , 半田 高 , 竹内 晴彦 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
花の香りについて, 評定者に特別な訓練を受けていない一般人を想定し, 専門用語を用いない官能評価法を設定することを目的として, 先行研究(竹内ら, 1995)では17種類の生花の香りを評価対象とした官能評価を行った.この結果から, 花の香りの官能評価尺度として16組の7段階両極尺度を設定した.本研究では, この16組の7段階両極尺度を先行研究で使用した17種類のうち14種類を含む30種類の生花の香 …
園芸学会雑誌 70(5), 636-649, 2001-09-15
CiNii PDF - オープンアクセス 参考文献24件 被引用文献1件

5
花の香りの官能評価尺度の有効性の検討(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
森中 洋一 , 半田 高 , 竹内 晴彦 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 4(3), 613-616, 1997-12

6
香りがアーチェリー選手の心理状態及びスポーツパフォーマンスに与える影響
三澤 紗織 , 吉川 政夫 , 斉藤 幸子 , 綾部 早穂
日本体育学会大会号 (48), 196, 1997-08-29

7
ニオイの再認記憶に及ぼすラベルの影響
綾部 早穂 , 菊地 正 , 斉藤 幸子
The effect of verbal label on recognition memory was investigated for 20 everyday-life odors. Four experiments were performed for this purpose. The label group learned the odors with accompanying verb …
日本味と匂学会誌 3(2), 27-35, 1996-08

8
花の香りの評価と利用に関する研究 : (第3報)官能評価による花の香りのイメージ構造の解析
半田 高 , 森中 洋一 , 竹内 晴彦 , 綾部 早穗 , 斉藤 幸子
園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 65(1), 38-39, 1996-03-29

9
熟知しているニオイの再認記憶に及ぼす言語的符号化の影響
綾部 早穂 , 菊地 正 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 2(3), 263-264, 1995-12

10
花の香りの評価と利用に関する研究 : (第1報)官能評価用語の選定と多次元尺度法の適用
半田 高 , 青木 恵子 , 竹内 晴彦 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 64(1), 440-441, 1995-03-29

11
花の香りの評価と利用に関する研究 : (第2報)官能評価の再現性と提示条件の検討
森中 洋一 , 半田 高 , 竹内 晴彦 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 64(1), 48-49, 1995-03-29

12
中学生の性格特性を把握するためのニオイの選定 : ニオイによって喚起される感情特性を指標として
綾部 早穂 , 佐藤 親次 , 谷川原 千恵美 , 渡辺 有香里 , 松崎 一葉 , 斉藤 幸子
人間工学 31(1), 71-73, 1995-02-15

13
ニオイの再認記憶と快不快評価に及ぼす言語ラベルの影響
綾部 早穂 , 菊地 正 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 1(3), 456-459, 1994-12

1
同一のにおい刺激に対する情報付与内容の操作が心臓血管反応に及ぼす影響
秋山 優 , 戸田 英樹 , 小早川 達 , 斉藤 幸子 , 長野 祐一郎 , 小林 剛史
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 40(3), 177-185, 2009-05-25

2
持続臭気の時間依存強度と知覚特性の関係
斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 小早川 達
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 39(6), 399-407, 2008-11-25
医中誌 参考文献14件 被引用文献2件

3
P-097 カレー1臭による嗅覚スクリーニングの可能性(ポスターセッション,2007年度日本味と匂学会第41回大会)
志賀 英明 , 三輪 高喜 , 戸田 英樹 , 小早川 達 , 斉藤 幸子 , 古川 仭
日本味と匂学会誌 14(3), 517-518, 2007-12

4
におい刺激に対する感覚強度に及ぼす認知的要因の影響 : 短時間・断続的に提示されるにおい刺激に対して
小林 剛史 , 小早川 達 , 秋山 幸代 , 戸田 英樹 , 斉藤 幸子
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 38(6), 444-452, 2007-11-25

5
人間ドックにおけるスティック型嗅覚検査法(OSIT)による嗅覚障害スクリーニングの検討
志賀 英明 , 三輪 高喜 , 塚谷 才明 , 木下 弥生 , 斉藤 幸子 , 小早川 達 , 出口 雄一 , 古川 仭
日本耳鼻咽喉科學會會報 110(8), 586-591, 2007-08-20

6
認知的要因が特定悪臭物質の快不快に及ぼす影響 : 臭気順応計測システムによる計測
戸田 英樹 , 斉藤 幸子 , 杉山 東子 , 後藤 なおみ , 小早川 達
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 38(1), 18-23, 2007-01-25

7
P-060. 左利き被験者の area Gの位置-利き手と area Gの位置の関係(ポスターセッション, 2006年度日本味と匂学会第40回大会)
脇田 真仁 , 小川 尚 , 長谷川 佳代子 , 小早川 達 , 坂井 信之 , 肥合 康弘 , 山下 康行 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 13(3), 461-462, 2006-12

8
スティック型嗅覚検査法による嗅覚障害評価の検討
篠 美紀 , 古田 厚子 , 内田 淳 , 横森 恵夏 , 鈴木 恵美子 , 大氣 誠道 , 斉藤 幸子 , 出口 雄一 , 洲崎 春海
日本鼻科学会会誌 45(2), 148-153, 2006-07-31

9
においに対する教示はにおいの脳内情報処理に影響を与える
坂井 信之 , 小早川 達 , 戸田 英樹 , 山内 康司 , 斉藤 幸子
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 37(1), 9-14, 2006-01-25
医中誌 参考文献12件 被引用文献4件

10
P2-21 fMRIによるヒト大脳皮質第一次味覚野の同定(2005年度日本味と匂学会第39回大会)
脇田 真仁 , 小川 尚 , 長谷川 佳代子 , 小早川 達 , 坂井 信之 , 平井 俊紀 , 山下 康行 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 12(3), 475-476, 2005-12
CiNii PDF - 有料 医中誌 参考文献5件

11
断続提示されるにおい刺激に対する感覚強度変化 : 認知的要因と学習効果
小林 剛史 , 小早川 達 , 秋山 幸代 , 戸田 英樹 , 斉藤 幸子
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 36(1), 23-30, 2005-01-25
参考文献9件 被引用文献3件

12
嗅覚障害患者を対象としたスティック型嗅覚検査法の臨床的有用性に関する研究
三輪 高喜 , 古川 仭 , 塚谷 才明 , 池野 幸子 , 矢田 剛 , 堀川 勲 , 出口 雄一 , 斉藤 幸子
日本耳鼻咽喉科學會會報 107(10), 956-965, 2004-10-20
Journal@rchive 医中誌 参考文献20件 被引用文献10件

13
スティック型嗅覚検査法 : 4件法と分類段階法の年齢と検知能力評価に関する検討
小林 正佳 , 今西 義宜 , 石川 雅子 , 大石 真綾 , 中村 哲 , 坂井田 寛 , 間島 雄一 , 前田 太郎 , 古田 茂 , 角田 貴継 , 松浦 徹 , 西田 幸平 , 高島 靖弘 , 斉藤 幸子
日本鼻科学会会誌 43(2), 167-174, 2004-08-01
医中誌 参考文献14件 被引用文献3件

14
特集にあたって
斉藤 幸子
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 35(4), 169, 2004-07-25

15
スティック型嗅覚同定能力測定法における信頼性の検討 : 試料の提示間隔の影響および試料の経時的安定性
野澤 孝司 , 斉藤 幸子 , 小早川 達 , 高島 靖弘
We investigated the methodological and instrumental reliability of the Odor Stick Identification Test, developed by Saito et al. (1998, 2003). In Experiment 1, to reduce the ISI (inter-stimulus-interv …
日本味と匂学会誌 10(2), 267-272, 2003-08
CiNii PDF - 定額アクセス可能 参考文献17件

16
味と匂研究における分野融合 : 心理学からの貢献
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 10(1), 1-2, 2003-04
CiNii PDF - 定額アクセス可能

17
嗅覚情報処理に関わる脳部位 : 脳電位と脳磁場の同時計測から
綾部 早穂 , 小早川 達 , 後藤 なおみ , 斉藤 幸子
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 34(1), 7-10, 2003-01-25

18
日本人のための嗅覚同定能力測定法の開発 : スティック型・カード型におい提示試料の妥当性の検討
斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 内藤 直美 , 後藤 なおみ , 小早川 達 , 三瀬 美也子 , 高島 靖弘
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 34(1), 1-6, 2003-01-25
参考文献10件 被引用文献3件

19
ニオイと視覚刺激との一致/不一致がニオイの快不快評定に及ぼす効果 (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山))
今田 純雄 , 坂井 信之 , 斉藤 幸子 [他]
日本味と匂学会誌 10(3), 811-814, 2003-12

20
ニオイと視覚刺激との一致/不一致がニオイの強度評定に及ぼす効果 (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山))
坂井 信之 , 今田 純雄 , 斉藤 幸子 [他]
日本味と匂学会誌 10(3), 483-486, 2003-12

被引用文献6件

21
2歳児のニオイの選好 : バラの香りとスカトールのニオイのどちらが好き?
綾部 早穂 , 小早川 達 , 斉藤 幸子
To investigate the development of olfactory preferences, a forced-choice procedure embedded in a simple task was used to 2-year-olds (n=29) hedonic responses to two odors with those of 9 to 12-years-o …
感情心理学研究 10(1), 25-33, 2003
Journal@rchive 被引用文献1件

22
P1-28 分類段階法によるスティック形嗅覚検査に関する検討 : 嗅覚障害者について
鈴木 惠美子 , 篠 美紀 , 鎌数 清朗 , 渋谷 恵夏 , 朝比奈 紀彦 , 洲崎 春海 , 斉藤 幸子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 9(3), 443-446, 2002-12
CiNii PDF - 有料 参考文献5件 被引用文献3件

23
P1-23 ニオイによる味覚増強効果はニオイに対する味覚イメージの影響を受ける
坂井 信之 , 石原 裕子 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 9(3), 423-426, 2002-12
CiNii PDF - 有料 参考文献2件 被引用文献1件

24
P1-13 嗅覚障害患者におけるスティック型匂い検査の有用性
橋本 喜輝 , 深澤 啓二郎 , 藤井 恵美 , 高安 定 , 武藤 俊彦 , 斉藤 幸子 , 高島 靖弘 , 阪上 雅史
日本味と匂学会誌 9(3), 401-404, 2002-12
CiNii PDF - 有料 参考文献3件 被引用文献4件

25
P1-12 嗅覚障害患者に対するスティック型におい提示試料(4件法)を用いた嗅覚検査法の有用性
小林 正佳 , 西田 幸平 , 中村 哲 , 大石 真綾 , 間島 雄一 , 前田 太郎 , 古田 茂 , 斉藤 幸子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 9(3), 397-400, 2002-12
CiNii PDF - 有料 参考文献3件 被引用文献2件

26
P1-10 うま味の感覚、知覚、反応時間、脳活動に関する国際比較的研究 : イノシン酸ナトリウムによる第一次味覚野の賦活
斉藤 幸子 , Hubener Fabienne , 小早川 達 , Laska Matthias , 後藤 なおみ
日本味と匂学会誌 9(3), 389-392, 2002-12
CiNii PDF - 有料 参考文献6件

27
食物の認知感情評価に関する行動・神経科学的研究
坂井 信之 , 小早川 達 , 斉藤 幸子 , 今田 純雄
In this study, two experiments were executed to reveal the brain mechanisms underlying the perception and evaluation for odor and taste of the foods. According to the psychophysical studies about perc …
広島修大論集. 人文編 42(1), 97-114, 2001-09-28
CiNii PDF - オープンアクセス

28
スティック型ニオイ同定能力検査法による嗅覚の年代別比較 : ニオイの同定能力、感覚的強度、快不快度について
斉藤 幸子 , 増田 有香 , 小早川 達 , 後藤 なおみ , 綾部 早穂 , 内藤 直美 , 三瀬 美也子 , 吉田 幸子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 8(3), 383-386, 2001
CiNii PDF - 有料 参考文献8件 被引用文献1件

29
スティック型におい提示試料の13臭に関する検討 : 嗅覚障害者について
篠 美紀 , 鈴木 恵美子 , 渋谷 恵夏 , 朝比奈 紀彦 , 洲崎 春海 , 斉藤 幸子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 8(3), 375-378, 2001
CiNii PDF - 有料 参考文献4件 被引用文献7件

30
嗅覚障害者に対する日本版スティック型検査法とT&Tオルファクトメータとの比較検討
三輪 高喜 , 堀川 勲 , 石丸 正 , 畑中 幸子 , 古川 仭 , 斉藤 幸子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 8(3), 355-358, 2001
CiNii PDF - 有料 参考文献2件 被引用文献6件

31
ニオイによって喚起される快不快に関わるヒト脳機構に関する認知神経科学的研究
坂井 信之 , 高橋 晃 , 小早川 達 , 山内 康司 , 今田 純雄 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 8(3), 351-354, 2001
CiNii PDF - 有料 参考文献7件 被引用文献1件

32
T&Tオルファクトメータによる閾値と日本版スティック型検査法による同定能力の関係 : 20才から81才の108人の日本人を対象として
斉藤 幸子 , 増田 有香 , 小早川 達 , 後藤 なおみ , 溝口 千恵 , 高島 靖弘
The relation between the Japanese Standardized Olfactory Test (T & T Olfactometer) and the Odor Stick Identification Test for Japanese was investigated in 108 participants ranging in age from 20 to 81 …
日本味と匂学会誌 8(2), 143-149, 2001
CiNii PDF - 定額アクセス可能 参考文献22件 被引用文献16件

33
MEGとfMRIによるヒトにおける味覚関連皮質(2)
小早川 達 , 綾部 早穂 , 山内 康司 , 斉藤 幸子 , 小川 尚
日本味と匂学会誌 7(3), 601-604, 2000-12
CiNii PDF - 有料 参考文献7件

34
fMRIによるヒトにおけるニオイの快不快に関する研究
坂井 信之 , 高橋 晃 , 小早川 達 , 山内 康司 , 今田 純雄 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 7(3), 431-434, 2000-12
CiNii PDF - 有料 参考文献4件

35
嗅覚情報処理に関わる脳部位
綾部 早穂 , 小早川 達 , 後藤 なおみ , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 7(3), 427-430, 2000-12
CiNii PDF - 有料 参考文献9件

36
脂質膜センサーを用いたビール、発泡酒の苦味評価(1999年度日本味と匂学会第33回大会)
金田 弘挙 , 篠塚 健 , 小早川 達 , 斉藤 幸子 , 岡畑 恵雄
日本味と匂学会誌 6(3), 713-716, 1999-12
CiNii PDF - 有料 参考文献6件

37
MEGとfMRIによるヒトにおける味覚関連皮質(1999年度日本味と匂学会第33回大会)
小早川 達 , 山内 康司 , 高橋 晃 , 金田 弘挙 , 綾部 早穂 , 小川 尚 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 6(3), 609-612, 1999-12
CiNii PDF - 有料 参考文献5件 被引用文献2件

38
無侵襲計測によるヒトの味覚中枢 (特集 味と匂いの神経機構)
小早川 達 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
神経研究の進歩 43(5), 711-719, 1999-10
医中誌

39
味覚刺激による大脳誘発応答を計測するための刺激提示装置の開発
小早川 達 , 綾部 早穂 , 小川 尚 , 吉村 眞一 , 斉藤 幸子
医用電子と生体工学 : 日本ME学会雑誌 = Japanese journal of medical electronics and biological engineering : JJME 36(4), 351-358, 1998-12-10
医中誌 参考文献5件 被引用文献2件

40
味、匂いの弁別、同定における高齢者と若者の比較(2) : 閾値との比較(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
金田 弘挙 , 後藤 なおみ , 小早川 達 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 5(3), 379-382, 1998-12
CiNii PDF - 有料 参考文献4件 被引用文献1件

41
脳磁場及び脳電位計測による嗅覚情報処理関連部位の推定(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
綾部 早穂 , 後藤 なおみ , 小早川 達 , 遠藤 博史 , 金田 弘挙 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 5(3), 369-370, 1998-12

42
日本人のための嗅覚変化計測法 : スティック型試料の検討(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
斉藤 幸子 , 土谷 直美 , 三瀬 美也子 , 吉田 幸子 , 小早川 達 , 綾部 早穂 , 山口 佳子 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 5(3), 323-326, 1998-12
CiNii PDF - 有料 参考文献3件 被引用文献16件

43
日本人が日常体験するニオイ、知っているニオイ : 世代比較(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
土谷 直美 , 三瀬 美也子 , 高島 靖弘 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 5(3), 319-322, 1998-12
CiNii PDF - 有料 参考文献3件 被引用文献7件

44
日本人とドイツ人のニオイ認知における相異(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
綾部 早穂 , Ina Schicker , Matthias Laska , Robyn Hudson , Hans Distel , 小早川 達 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 4(3), 605-608, 1997-12
CiNii PDF - 有料 参考文献12件

45
ヒトは味を脳のどこで感じるか : 一次野以降の活動(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
小早川 達 , 斉藤 幸子 , 金田 弘挙 , 遠藤 博史 , 綾部 早穂 , 小川 尚
日本味と匂学会誌 4(3), 543-544, 1997-12
CiNii PDF - 有料 参考文献5件

46
味覚誘発磁場と反応時間から得られる味覚受容における時間的過程(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
斉藤 幸子 , 遠藤 博史 , 小早川 達 , 金田 弘挙 , 綾部 早穂 , 武田 常弘 , 小川 尚
日本味と匂学会誌 4(3), 539-542, 1997-12
CiNii PDF - 有料 参考文献4件

47
味、匂いの弁別、同定における高齢者と若者の比較(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
金田 弘挙 , 前島 こず恵 , 小早川 達 , 綾部 早穂 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 4(3), 507-510, 1997-12
CiNii PDF - 有料 参考文献11件 被引用文献2件

48
色または方向のポップアウト課題における誘発磁場
山口 佳子 , 遠藤 博史 , 小早川 達 , 菊池 吉晃 , 熊谷 徹 , 斉藤 幸子 , 武田 常広 , 熊田 孝恒
生体・生理工学シンポジウム論文集 12, 261-264, 1997-09-04
参考文献8件 被引用文献1件

49
都市ガスのニオイの評価に関する研究(第30回味と匂のシンポジウム)
村上 恵子 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 3(3), 692-695, 1996-12
CiNii PDF - 有料 参考文献1件 被引用文献3件

50
64チャンネル全頭型 SQUID システムによる嗅覚誘発磁場の計測(第30回味と匂のシンポジウム)
綾部 早穗 , 遠藤 博史 , 小早川 達 , 武田 常広 , 森 俊之 , 金田 弘拳 , 斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 3(3), 676-679, 1996-12
CiNii PDF - 有料 参考文献5件 被引用文献6件

51
ニオイの快不快の形成 : 幼児におけるニオイの快不快と弁別(第30回味と匂のシンポジウム)
斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 小早川 達 , 藤本 雅子
日本味と匂学会誌 3(3), 656-658, 1996-12
CiNii PDF - 有料 参考文献1件 被引用文献4件

52
誘発磁場計測によるヒト大脳皮質味覚野のlaterality(第30回味と匂のシンポジウム)
小早川 達 , 遠藤 博史 , 金田 弘拳 , 綾部 早穂 , 斎藤 幸子 , 武田 常広 , 小川 尚
日本味と匂学会誌 3(3), 500-501, 1996-12
CiNii PDF - 有料 参考文献2件 被引用文献1件

53
人間における嗅覚・味覚の研究法(第30回味と匂のシンポジウム)
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 3(3), 268-271, 1996-12
CiNii PDF - 有料 参考文献20件

54
匂いの嗜好の心理学 (特集・味と匂いの人間科学)
斉藤 幸子
遺伝 50(5), 30-33, 1996-05
被引用文献1件

55
子供の嗅覚の特徴
斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 小早川 達
日本味と匂学会誌 2(3), 529-530, 1995-12
CiNii PDF - 有料 参考文献2件 被引用文献2件

56
ニオイの快不快度の形成 : 幼児におけるニオイの体験の影響
藤原 陸大 , 斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 小早川 達 , 藤本 雅子 , 熊田 奈津
日本味と匂学会誌 2(3), 527-528, 1995-12
CiNii PDF - 有料 参考文献2件 被引用文献4件

57
誘発磁場計測によるヒト大脳皮質味覚野の推定
小早川 達 , 斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 遠藤 博史 , 小川 尚 , 山口 佳子 , 熊谷 徹 , 武田 常広
日本味と匂学会誌 2(3), 293-296, 1995-12
CiNii PDF - 有料 参考文献5件 被引用文献2件

58
日本人のニオイの分類を考慮したマイクロカプセルニオイ刺激票
斉藤 幸子 , 綾部 早穂 , 高島 靖弘
日本味と匂学会誌 1(3), 460-463, 1994-12
CiNii PDF - 有料 参考文献4件 被引用文献16件

59
吉田正昭先生を偲んで
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 1(1), 51, 1994-06
CiNii PDF - 定額アクセス可能

60
AChemS'94に参加して
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 1(1), 45, 1994-06

1
持続提示する臭気に対する感覚的強度の多様な時間依存性
斉藤 幸子 , 飯尾 心 , 小早川 達 , 後藤 なおみ
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 35(1), 17-21, 2004-01-25
医中誌 参考文献12件 被引用文献14件

1
五感と脳を心理と生理から追求(精密工学の最前線)
斉藤 幸子 , 内山 隆
精密工学会誌 64(10), 1415-1418, 1998-10-05

2
生命工学工業技術研究所人間情報部「味・嗅覚研究グループ」
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 4(2), 214-215, 1997-08

3
国際セミナー"感覚サイエンスと産業ニーズの出会いに"参加して
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 4(1), 63-64, 1997-04

4
「香りの感性心理学」, S.ヴァン・トラー, G.H.ドッド編, 印藤元一訳, フレグランスジャーナル社
斉藤 幸子
日本味と匂学会誌 2(2), 128, 1995-08

5
快適性の評価 - ニオイを事例として -
斉藤 幸子
化学と工業 = Chemistry and chemical industry 47(6), 753-755, 1994-06-01
参考文献9件

1
複合臭気の強度の推定方法の検討
斉藤 幸子 , 平畑 奈美
心理学研究 62(2), p75-81, 1991-06
被引用文献1件

2
ニオイと官能
斉藤 幸子
日本醸造協会誌 84(5), p280-286, 1989-05

3
ニオイと官能検査
斉藤 幸子
香料 (158), p63-70, 1988-06

4
旋削加工面の視覚的粗さ感の評定因子
斉藤 幸子 [他]
人間工学 16(3), p141-149, 1980-06

5
計数検査における検査時間と眼球運動
斉藤 幸子 [他]
人間工学 15(6), p299-305, 1979-12

1
嗅覚の受容から認知形成に至る個体の統合に関する研究
斉藤 幸子
生命工学工業技術研究所研究報告 2(3), p67-72, 1994-05

1
嗅覚の心理物理学とその研究法:伝統的心理物理学から新しい心理物理学へ (特集:味嗅覚と行動に関する研究会)
斉藤 幸子
食品・食品添加物研究誌 210(9), 811-817, 2005
被引用文献1件

1
心理的味覚空間の検討 (官能検査<特集>)
斎藤 幸子 , Faurion Annick , Mac Leod Patric
心理学評論 25(1), p105-142, 1982
医中誌 被引用文献1件

色々な香り研究の先駆者

以前、中本先生や藤森先生の本を紹介したときに書いたように、香りの研究は様々な分野に跨っていて、異なる分野から、様々な香り研究者の“先輩”がいる。今まで、目に付いたものから読み込んでいっていたので、どの分野にどんな人がいるのか、一覧にした事がなかった。最近、正式な学術としてなされた研究に関してインターネットを使って簡易的に調べなおしている(簡易的に、でも結構大変)。

情報としては少なくとも国内発表・日本人研究者に制限して以下のものを纏めたいと思っている。
• 既存(もしくは過去に存在した)研究機関紙、学会誌などの研究土壌
• 研究者の名前
• 研究者の専門分野、経歴
• 研究者の主要論文、レビュー、著作物
• 研究者の執筆論文一覧
研究者の名前と肩書きだけでは、研究内容について理解することは難しい。主要論文もしくは研究レビュー、一般向け著書などから調べてゆくしかない。

海外にまで視点を広げると、収集付かなくなってしまうので、当面は調べない方針である。なお海外において、1986年に大規模な心理学を中心とした国際会議が開かれており、その内容は和訳され「香りの感性心理学」1「香りの生理心理学」2に纏められている。個人的な感想を言うと、この本は、その後に続くアロマテラピー研究や香りの心理効果に対して大きな見通しを立てている本であって、ここで述べられている内容は香りを学術的に考えてゆくに上でどの章もすばらしかったと思う。

また、情報通信研究機構(NICT)のページの中にユニバーサルメディア研究センター大島千佳,KIM Dong Wook,須佐見憲史が纏めたという「香りの演出効果」に関する工学的レビュー3はなかなか参考になった。香りに関してひとつの話(例えば「香りセンシング」とか)に絞っても既存研究のレビューはなかなか大変である。

フレグランスジャーナルのフォーラムの案内「第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010(2010.10.1)」4を一度は見ていたのだが、再びみて不安になってしまう。このフォーラムが開催されていたのが2010年なので、自分が関わりたいと思っていた「香りの提示装置の実用化」はもはや古いのかもしれない、と思ってしまった。以下に抜粋。

第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010(2010.10.1)
 メイン・テーマ アロマルネッサンス:
 匂い・香りのデジタル化による嗅覚情報通信技術の最先端のいま
 (1)匂い・香りのデジタル化は技術革新にどのような変革をもたらすか
 (2)匂い・香りの嗅覚ディスプレイ-メディアツールとしての可能性を探る

とはいっても、嗅覚センシングはかなり難しく、見通しを立てての実用化は企業としても出来ない状態だ。もしかしたら水面下で動いているのかもしれないが、一般紙でのニュースもあまり聞かない。

いずれにしても、調べよう。今まで調香の基礎を勉強する、ということでネットを使った最新動向のチェックを怠り気味かもしれないから。

とりあえず、今後調べていこうと思っている名前を列挙しておく。
• 斉藤 幸子;経済産業省産業技術総合研究所 生命工学工業技術研究所人間情報部 (2001年 CiNii収録論文より)「特集にあたって : においの心理的体験が人に与える影響 (2001)」など5
• 外池 光雄6;千葉大 大学院工学研究科・人工システム科学専攻・メディカルシステムコース・
• 医用情報教育研究分野「鼻は訓練でよくなるか?--調香師のトレーニングと脳内活動の研究」Aroma research 12(3), 246-248, 2011 など
• フレグランスジャーナル社アロマ・サイエンス・フォーラム過去の開催内容 (年1回開催)
• 私のブックマーク : 香りによる臨場感;大島千佳,KIM Dong Wook,須佐見憲史
• 澁谷達明
• 岡田謙一(OKADA Kenichi)

参考;
1.livedoor BOOKS: 香りの感性心理学 編:S・ヴァン・トラー 編:G・H・ドッド 訳:印藤元一 | 人文
2.Amazon.co.jp: 香りの生理心理学: S. ヴァン・トラー, G.H. ドッド, S. Van Toller, G.H. Dodd, 印藤 元一: 本
3.私のブックマーク : 香りによる臨場感
4.フレグランスジャーナル社|セミナー・イベント|アロマ・サイエンス・フォーラム過去の開催内容
5.|書籍|(アロマサイエンスシリーズ21(3))においの心理学|フレグランスジャーナル社など
6.(外池光雄)

音楽と香りの類似性

坂本龍一がNHK教育で作曲について講義をしていた。クラシック音楽における作曲技法を説明している。どんなメロディに次のメロディをつなげていくのか。どう主題を作っていくのか。そのようなことを論じていた。装飾音などもあるが、メロディからメロディへの接続は、情感から情感への接続である。テンポや温度感は繋げても良いし、ドラマチックに転回しても良い。面白いなぁ、と思った。

香り、特にフレグランスはその要素を持っている。どんなベースにどんなミドルを合わせるのか?型(スタイル…というよりは「テーマ」ともいえるかもしれないが)やクラシックも存在している。例えば、洗剤とか食品用からアコードを導入するといった全く異分野からの香調の輸入もあるし、クラシックを踏襲していても面白みのない香調にすぎない事もある。どうもそのプロセスが作曲とかに似ている気がする。

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実はもう一つ似ている気がする。

音楽演奏は電気信号に変換できる。電気信号は再びオーディオに入力してやると再現できる。香りもGCを用いればかなり良いところまで解析できて、組成情報が得られる。組成情報が分かればかなり良いところまで再現できる。

電気信号を見ても良い音かは分からない。だが、楽譜から音を演奏で再現すると、演奏者には良い音か分かってくる。香りもGC解析を見ても良い香りか分からない、しかし処方だったり、アコード要素だったりを、原料を持って来て組んでみると、良い香りか分かってくる。

芸術作品のデータ化、生データとレシピ・楽譜は別次元に存在しているのではないだろうか?

つまりどちらも機械による情報化はある程度可能なのだが、機械的な信号は芸術の美的感性とは全く異次元のモノなのである。機械的な再現は果たせるし、CDやそれ以上の高音質メディアは十二分に音楽のすばらしさを伝えてくれる。しかし音楽的美的感性はその信号を見ても伝わらない。むしろ楽譜やコード進行といった“指示書”による方が音楽的美的感性は伝わる。香りに関しても然りである。GC解析を見るよりも、処方中ナチュラル素材のバランスはどうなっているのか、アコード要素は何が組まれているのか、といった“指示書”による方がフレグランスの美的感性は伝わる。

もっとも、音の信号化は技術として確立しているが、香りの信号化は確立されておらず、GCでは再現情報としてはまだ足りないと言うのが実情である。実際の香りのコピーでは調香師の職人技で合わせ込むことが必要とされている。したがって、センサー技術、香りの数値化方法、両面の整備・実用化がまず必要なのである。その「解析」から匂いが分からなかったとしても、実用レベルで「再現」できるセンシングが必要なのだ。なお音はマイクロフォンでリアルタイムに補足出来るが、GCに頼る限り、香りはリアルタイム分析が不可能である。その意味でも香りセンサーはフロンティアな技術課題だ。

話はそれるが、“録音”は作りこみの職人技的要素が実は多分にある。現在に至っても商品レベルのマイクロフォンは指向性、S/N特性、がフラットではないし、数値に表れない「癖」「音色」があって、エンジニア(=職人)の好み、ポリシーが存在する。またミキシングもいくつもの職人的テクニックがあり、録音という「商品」の価値をかなり左右している。(自分は宅録マニアではなく、オーオタさん、なのだが…)

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芸術作品の信号化(データ化)は技術課題であり続けているし、それが可能となった時、社会は大きな転換を得る。また生データとレシピ・楽譜は別次元に存在している。美的感性は芸術作品の信号化(データ化)とは別物である。

schola 坂本龍一 音楽の学校

藤森先生の本1より「香りのいろいろな側面」

自分が以前より「香りと学問」の関係を漠然と考えていたが、ちょっと良い図があったのでご紹介する。早稲田での藤森先生の社会人講義2に参加した、と以前報告したが、その講義中に「香りのいろいろな側面」(「香り」と「嗅覚」をめぐる関係図)を、見せてもらった。 
---------------------------------------------
香りをめぐってはさまざまな側面があって、嗅覚、情報、言葉、測定、食品香料、香粧品香料が挙げられる。
嗅覚の研究は他の五感に比べて受容体の解明は遅かった3。1990年代である。その後休眠している遺伝子も含めて約1000種類の匂い分子受容タンパクの遺伝子が存在していることが分かっている。ヒトでは約300種の匂い分子受容タンパクの遺伝子が発現すると、報告されている。この研究カテゴリは細胞生物学である。ただし受容タンパク、嗅覚細胞から発信された信号の解析はまだ未解明である。どのように脳内が活動しているのか等興味結構ある。
情報としては、フェロモンや感情的な好悪が挙げれていて、フェロモンについては生物学(行動学などだと思う)で調べられている。人間は鋤鼻器が退化しており、フェロモン物質は見出されていない。匂いに対する好悪は心理学や脳科学で研究されている。「匂いに対する人間の挙動」の研究は割と新しい研究分野だ。
測定に関しては様々な分析方法が適応されたが、分析化学的手法、特にガスクロマトグラフィを用いるのが定法である。微量物質に対する検出限界の改善や、再現性の向上、匂い物質の帰属同定など日々研究がなされている。
食品香料や香粧品香料に関する安全性は、医学、薬学、化学の分野である。
香粧品香料において、アロマテラピーは新しい研究分野である。研究手法としては医学寄りであると思う。
---------------------------------------------
香りをめぐっては様々な分野で研究がなされているが、どれもバラバラであるように思う。そもそも匂いは化学物質の混合物であるし、何が匂いのイメージを決めているのか、一般人には想像し難いし、それについて調べることも難しかった。
特に致命的なのは「言葉」で共通認識を持ちにくいこと。匂いは、嗅いだことのある香りでも言語化されにくく、嗅いだことのない香りの言語での説明はイメージが湧きにくい。従来は調香トレーニングの一環として、匂いを覚えると同時に、匂いのボキャブラリーを増やすということが、意識して行われる。この分野については学問として行われていないし、共通フォーマットはないと言える。云うまでもないが、食品香料においても香粧品香料においても、「調香」に対して学問的・体系的アプローチはなされていない。
「香り」の世界を深く知ろうとすると、この「言葉」と「調香」が壁となり、学問的・体系的な理解を阻害する壁になってしまっていた。藤森先生の授業でふと拝見したこの「香りのいろいろな側面」で、「だから香りって調べても調べても分からないのか」と妙に納得した。(この納得感…伝わりますかね?) ちなみに以前参加した「香りのマーケティング…」4でも関係者が、「 香りの言語化」「ベース化、要素臭化できないか?」「 香りの辞典のようなものを作り、要素の数値化をしたい」と言っていたのと結構カブるなぁ、と感じた。

「香り〈それはどのようにして生成されるのか〉」蟹沢 恒好 (フレグランスジャーナル社2010年10月)

「香り〈それはどのようにして生成されるのか〉」を読んでみた。まだ斜め読みした程度だが、情報を整理しておこうと思う。
香りの生成機構について、現在分かっている点について総論的に纏めてあって、分かりやすい本だと思う。ちなみに反応式で書かれている部分もあるが、代謝経路に関しては大まかにしか記述されていないし、特に植物の代謝に関して酵素の話に踏み込んだり、酵素発現に踏み込んだりした話はあまりなかった。ちょっと残念だったのが、参考文献に関する情報が弱い。何らかの本で見たことのある話が多い(C6、C9系のグリーンの香りなど)。
それでも、本としては纏まっていて、そこまで生化学に馴染みがなくても読み難いほどではない。
----------------------------------------------------------
紹介文は以下のとおり。
「植物や動物等の生物から香りがどのようにして生成するかについて、その解明は遅々として進んできませんでした。しかし近年に至り、化学工業の著しい進歩発展に伴ない香りの生成機序が解明されるようになり、香りの生成が化学的に立証されるようになってきました。
本書は、高砂香料工業で長年香料の研究に従事してきた著者が、渾身の技術力を発揮して書き下ろした新書です。本書の特徴は、1)香りの生成についての全体像が分かりやすく簡潔にまとめられている、2)香りの生成機構を中心に香りが生成する意義と役割について紹介する、3)生成反応ごとの種類を見てゆくと香りの理解が得られやすい、4)人類と香りの関わりを進化の過程を考察しながら、人類もまた香りを作り出す生物になったこと、などについてやさしく解説しています。香りの生成に関する類書がほとんどない今日、絶好の入門書としてお薦めいたします。」
以下がその目次。
■目次
1章 香りの生成の概要
2章 酵素反応による香気生成
(植物による香気生成/動物により生成される香気/微生物による香気生成)
3章 非酵素的反応による香気生成
(加熱による香気生成/自働酸化による香気生成)/
4章  香りと人間の関わり
(食べ物のおいしさを追求する人間/香りを楽しむ人間/香気生成反応を利用したフレーバーの製造)
----------------------------------------------------------
少し著者について調べてみた。特許はなさそうである。酵素処理フレーバーの研究をしているようで、1980年代に食品化学系の雑誌に投稿がある。乳関係のフレーバーの生化学的生成経路についての投稿もある。他にはバニリンの生合成経路、光学活性種の香気差異に関する研究、官能評価に関する研究がある。
今は友人が読んでいるので、手元に本が来たらもう少し読んでみようと思っている。(しかし…参考文献が網羅されていれば完璧なのだが…)