弟の結婚式

書いておかないと忘れてしまいます。弟の結婚式(1/29)は無事終了しました。

結婚式に花が添えられたら良いと思い、自分の処方で香りをつくり、オリジナル香水作りに挑戦しました。弟夫婦は招待客へ宛てたメッセージカードに香水を吹き付けて使ってくれました。

結婚式はうまくいきました(自分が主催進行したわけでは無いからえらそうなことはいえない)。私の作った香りに対して、弟たちをはじめ、招待客も喜んでくれて、とてもよい経験でした。

きちんと弟と彼女さんの同期や研究室友達が沢山来てくれていて、和やかにとり行われました。親戚関係も酔っ払いすぎることなく(父が酔いすぎるかと少し肝を冷やしたが大丈夫だった)、彼女さん主体に準備したメッセージや余興も上手く回り、きちんと料理や酒も当初に設定したとおりに進行して、ノントラブル。何らかの事態が起こったら裏で動けるようにしておこうと思っていたくらいでしたが、なんら問題は起こりませんでした。

香料は納得のいくものは出来なかったが、結婚式はうまくいったのです。自分まで「これからも弟を宜しくお願いします」なんて挨拶をしてみたりして。

自分の作った香りの課題も明確になったように思いました。結婚式に自分の香りを出したことに関しては正しい判断であったが、香料は納得のいくものは出来なかったのです。当初、出来の良かったバイオレットのベースを活用したミュゲ構成のフローラルベースを出す予定でした。それにジャスミンを足し、保留作用の高い石鹸調の天然物を添加してムスクを補って、トップを強くする柑橘を添加し、ということをしていたら良く分からないごちゃ混ぜの香りになってしまったのです。

結婚式に自分の香りを出したことに関しては正しい判断、というのは、大阪の叔父は会社を辞めたときに父に小言を言っていたそうでしたが、この結婚式に香りを用意できたこと、式中にインタビュー形式で香りを作ってあげた事を紹介できるコーナーを弟に用意してもらったことで、きちんと今やっていることを示せました(もちろん弟には気を使わせたのかもしれない)。自分の作った香り、自分の香りを造る能力に少し疑問を感じ始めていましたが、後に引き下がれない、このまま進んでいくべきなのだという念を新たにしました。

とは言っても私自身が調香をするようになって初めて、苦手な香調やそれほど好きではない食べ物も注意して、体系的、総合的に香りを嗅ぐようになったと思います。普段から多様な「良い匂い」をかぐこと、その上で、自分自身で思いついたものは片っ端から作ってみる事、自分の造るものが良い匂いに近づくよう自分以外の人にも匂いを嗅いでもらってその意見を聞くことがとても必要だと思いました。

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