Seiko; lord marvel


居候先の家主である叔母が、福岡に帰省してもらってきたのが、祖父の遺品のこの時計。文字盤が大きく、視認性が良いから少し手直しをして使いたいとのコトだった。

読み取れる文字から検索をかけてみると、機種名は「seiko lord marvel」だった。

セイコーの手巻きとしては高級な機種で、3針式のシンプルなフェイスにラウンドカバーガラス、自動巻きではないので結構薄いが、それなりに存在感のある口径である。ムーブメントは初代が5振動、後期が5振動または5.5振動、異色のモデルとして後期のモデルの後に「seiko lord marvel 36000」という10振動モデルがあった。10振動モデルはセイコーマニアにとってはかなり有名なモデルだと思う。10振動モデルならずとも精度がかなり高いシリーズだったらしい。「seiko lord marvel」はセイコーがはじめて「高級腕時計」とした出したモデルであり、その後king seiko やgrand seikoが出るまでは最も高級だった。(参考;http://www.h4.dion.ne.jp/~smatic/treasure/lordmarvel.html、http://fukkun36.exblog.jp/7081512/、など)

風防はプラスチック、ケースはS/S、OHすれば磨き上げが可能なので綺麗になるはずだ。初期の黒皮のバンドが付いていたがぼろぼろなので交換しなくてはいけない。とりあえず以前ロンジンでお世話になった河原町松原のウォッチドクター瀧田(http://www.watch-dr.com/)にメールしてみた。OH終わったらバンド交換もして…、バンドはレザーで、プッシュ式中留めになっているやつにしたいなぁ。

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