香気開発と新興市場 (シムライズのインドの香料学校)

雑誌perfumer & flavorist; 2010, vol.35, no.12, p.26に“マーケット開発そしてアジア大西洋圏の市場に訪れるさらなる発展にそなえるべく、シムライズが「明日の香料」のために新しい人材拠点を設立した”という見出しの記事があった。

インドは新興市場としてかなり有望視されている。日系化粧品メーカーも日本製ブランドの売り込み、などの記事で日経新聞に取り上げられたりしている期待の市場である。新市場が成熟してくるに従って、新しい香調も求められるようになってくる。パワーシフトの象徴は外からやってくる香気ではなく、自らにマッチするよう誂えられた新香気だ。市場の一層の成熟が見込まれる場合には、新市場の近くに新しい「香気開発ユニット」を設置して、現地の人々、現地の感覚を大いに取り入れた香気開発を行う。まさにそんな新拠点の設置がこのニュースだ。

他社がどの様に新市場にアプローチを掛けているのか?この断片的な記事だけでなく、もっと色々調べて知りたいなぁ、と思った。

First Look: Inside the New Symrise Perfumery School in India | PerfumerFlavorist.com

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