スマホでの買物に関する調査結果を閲覧して

今はあまりスマートフォンで買物という流れは出来ていないですが、最近の調査でアンドロイド携帯でのEC(電子商店)サイト利用が微増というレポートがあるみたいです。auのアンドロイド搭載スマートフォンが好調なことからも今後の展開が期待できるのではないかと、素人ながら自分も気になっています。気になる点は2点、「iphone / ipod touchでの利用に関しても調査されているが、微増の後利用は縮小しているようである。この理由は何なのか?」と「買物の利便性を高めるアプリの充実がどれほど利用貢献できるか?」です。

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iphone / ipod touchでの利用に関しても調査されているが、一時的な微増の後、利用は縮小しているようである。この理由は何なのか?結局は利便性や安全性でパソコンに負けてしまったのではないか?以前から両機およびアンドロイドにおいてはネットワーク利用時のセキュリティの脆弱性が指摘されてきた。結局のところそのようなネットワークセキュリティの不備がオンラインショッピングから顧客を遠ざからせているのではないかと思う。特に高額な商品を購入する場合や高頻度に商品購入をする場合にはセキュリティは重要である。

買物の利便性を高めるアプリの充実がどれほど利用貢献できるか?現在ではスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、すぐさまネットで検索できるが、iphone (3G, 3GS世代) / ipod touch (第3世代くらいまで)におけるモバイル活用と、現在のアンドロイドとの交戦状態におけるアプリでは買物の利便性を高めるアプリの充実度合いがかなり異なると思うのだ。
実はiphone / ipod touchのアプリにおいてはそこまでクラウドデータを活用した商品情報の参照はエンドユーザーにおいてはなされていなかったのではないか?と考えている。自分自身がアンドロイドユーザーになって初めてバーコードリーダーや書籍検索などgoogleのクラウドデータの活用の重要さが身にしみてきた。これはガラパゴス携帯において赤外線通信におけるフォーマットがなかなか統一されずQRコードが進化し、その画像認識ソフトの開発が進んだことと、googleの蓄積してきたバーコード情報・商品情報のクラウドデータ化がスマートフォン以前にかなり進行をしていた。そこで登場したアンドロイド系スマートフォンにおいてそれらを一気に統合し、活用する技術が確立したのだろう。現在はアンドロイドとiOS系の交戦状態にある。この様な状況下において初めて、バーコードを読み取った後の商品情報検索、価格検索、その後の購入ページへの誘導は、かつてとは比較にならないほどスムーズ化しているのではないだろうか?このような利便性の高さがEC(電子商店)サイト利用増加への推進力となっていくことが考えられる。

また個人的に気になる点が、SNS系の買物・購買意欲への影響を与えかたである。常にSNSと付き合っている世代が台頭してくれば、SNSでの販売攻勢に応答したリアルタイムのコンシューマーレスポンスが期待できるし、彼らが発売されたばかりの高利益商品を購入してくれる。それら商品ファンサイトでの連動が、クラウドデータ化されたバーコード情報・商品情報と結びついて、スマートフォンが博識でユーザーフレンドリーな持ち運べるショーケースになったとき、スマートフォンでのEC(電子商店)サイト利用が新時代を迎えると思われる。

なお販売戦略のみならず、商品企画段階からこの様なSNSをベースとしたエンドユーザーコミュニティは影響を与えることになると思われる。従来から続いているサンプリングによる無作為のヒアリング、嗜好性調査ではなく、この様なファンサイトとの連携・適切なフィードバックはますます重要性を増してくるのではないだろうか?

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