Qnap NAS; TS-119を買った件

ネットワークハードディスクを便利に利用している。だが、現在利用しているネットワークハードディスクはDLNAにも対応していないし、サーバーコンピューターへのソフトインストールによる多機能化などに対応していない。これの意味することは、windows PCでネットワークにログインすればハードディスク内のデーターは見ることが出来るが、DLNAサーバー機能を発揮しなくてはいけないDLNA家電からファイルを見ようとするとサーバーソフトがサーバーにインスト-ルされていないために閲覧できない。それらを使えるようにサーバー機能をインストールしようとしてもインストールできない、というわけである。

もともと、ネットワークストレージは情報をネットワーク上でやり取りするとき、パケットとしてネットワーク上を流通させるための演算機能を積んでるが、高機能タイプのNASでは基本サーバーソフトlinaxなどが動かせるくらいの容量があり、更にはそのlinax上で作動する追加機能のソフトをインストールすることによって、インターネット経由での自宅NASのデータ閲覧や、自宅のネットワーク上に存在するDLNA機器へのデータストリーミングなどが可能になる。

そのような高機能化のためにはサーバーコンピューターとしての演算能力やメモリーの高容量化が必要だった。そのようなニーズを満たすNASの代表製品がQNAPであり、以前より購入したいと思っていた。秋葉原のツクモでとても安価になっていたので衝動買いしてみた。競合他社からlinaxベースの安価NASキットが発売されるというニュースの時期に重なっていたので、そのためにB級扱いにして安価で販売したものと思われる。

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まず、セットアップは極めて容易だった。従来NASを認識しなかったplug playerもすぐにtwonkeyを認識してくれた。しかし未だに上手くいってないのがインターネット経由のNAS上のデータやり取り。そもそもファイアーウォールを越えるためにドメインを取得して、定期的に変更され続けるIPアドレスを追跡、登録した端末でのみNASにアクセスできるようにするサービスに登録して、セットアップしなくてはならない。

このサービスはフリーサービスなのだが、ドメイン取得やNAS側、オンラインサービス側の設定が上手く行かないと機能しない。その設定はなかなか難しいようだ。国産のバッファローやIO-dataはこれらのサービス提供も自社責任で供給し、オールインワンパッケージとして供給するために、linaxやインターネットの仕組みに疎い人々はそちら側を選択する傾向にある。QNAPは推奨方法は提示しているが、自力での問題解決をしてもらうというスタイルである、でもちょっとセッティングは難航しているのだ。

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弟が構築してくれていたが、ほとんど聴くことがないままNASの上に載っていたmp3のライブラリをTS-119に移行してipod touchへとストリーミングしてみた。NAS側のサーバープログラムはtwonkey media、ipod touch側のデジタルメディアコントローラーはplug player、プレイヤーソフトもplug playerという取り合わせで上手く動作した。

なんだかm-flo聞いていたら、無限の可能性と夢にあふれた大学時代の空気を感じ始めてしまったよ。あの頃のm-floの作っている音楽はお洒落で、ボーカルの声もとても好みで、音の中に遊びがちりばめられていて、アルバムをかけると最初にm-floの世界へと導入するイントロデュースから始まって、あの2000年代前半の無限の可能性を感じられる圧倒的な世界観。ものすごく懐かしい。

参考;
(販促系、供給元)
【ハウツー】「iPhone×NAS」の素敵な関係(前編) - QNAP「TS-119」で秋を楽しむ!! (1) iPhone×NASで何ができる? | 携帯 | マイコミジャーナル
QNAP Systems Inc. - リモートでインターネットにアクセスするために、QNAP NASに対してDDNSサービスをセットアップする

(個人の購入者、設定に関する備忘録など)
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SEの気ままな日々 ■iPhone4からQMobileでメディアを再生してみた

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