バラの入浴剤の香りイメージ作りを手伝う

アロマテラピーショップや雑貨屋さんに行くと、バスソルトが売っていることがある。大概は岩塩などにアロマオイルや粉末香料を混ぜたもののようだ。

高級感、クラシック感、ナチュラル~ハーバルという3つのイメージを持っていながら、ローズのニュアンスを感じられるバスソルトを作りたいという人が居たので、その香りを一緒に考えることになった。一般的にはお風呂用の香りは、以下の点に注意しなくてはいけない。
· 作ったときとお湯に入れたときで匂いのイメージが変わってしまう。
· お風呂に香りを入れてからどれくらい持たせたいのか(昔からあるファミリー用は香りが長持ちする)
· お風呂から上がって肌に残った香りが良いこと。
だが、今回は、
· 昔ながらの浴剤とは全く違う香りにしたい
· ファミリーで使うというイメージではなく、独り暮らしの女性が使うイメージ(香りはあまり持たなくても良い)
· 香水調では無いが、良い香りで、ビューティ感が感じられること
という、従来からのかなりイメージチェンジしたモノを作りたいようだ。そもそもアロマテラピー風呂、例えばお風呂に入る際に、肌に直接塗っても問題ないようなラベンダーオイルをお風呂に一滴垂らし、お風呂でラベンダー香気もあわせて楽しむ、というような使用感をイメージしていたらしい。それでは確かに従来の入浴剤とは対照的な商品になるだろうな、と思った。

残香のよさを演出すると同時に、お湯に垂らしたときもボリューム感が損なわれないようにウッド系をブレンドしたものに、バニリン系やパチュリをブレンドした。その上に本来のテーマであるゼラニウムと調合ローズをブレンドした。

とりあえず香りのコンセプト的なものを作ってみただけである。これを参考に少しずつ改良して商品化することにするらしい。個人的にももう少し作りこみたいお風呂用の香りだった。彼女のこの仕事がどのように展開していくのか、アイディア出しした自分としても気になる。

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