11/9/1 香りのマーケティング、セミナー・アワード2011

だいぶ時間がたってしまい、報告が遅くなってしまった。「香りのマーケティング、セミナー・アワード2011」1)に参加してみたので、どんな感じだったのか、メモしておこうと思う(会場でノートはつけていたが、羅列的であり、時間がたってしまうと自分でも最重要事項が分からなくなってしまうので、ここに記事の形でupしておく)

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講演プログラム (日時:9月1日(木)14:00~17:15(受付開始12:00~))
セッション1 (14:05~14:50)2)
「香りマーケティング国内外最新動向」田島幸信氏3)(香りマーケティング協会理事長)
セッション2 (15:05~15:50)
「香りが創るストレスフリー社会」吉岡亨氏4)(高雄医学大学客員教授)
セッション3 (16:05~17:15)
「広がる香りマーケティングの可能性」 パネルディスカッション
小沢学氏:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
肥田不二夫氏:日本大学 芸術学部 教授
渡邊信彦氏:株式会社電通国際情報サービス

なおアワードは以下の商品が受賞した(9月1日 発表)
最優秀賞;「ヒノキ丸」:有限会社ベルマイン。優秀賞;「香りペーパー」:キヤノンマーケティングジャパン株式会社。特別賞(2社);「お香りらく」:株式会社大香、「あろま名刺入れ」:有限会社グリッタ。

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もっとも興味を持った話は「広がる香りマーケティングの可能性」 パネルディスカッションでの渡邊氏(電通)の話。スマートフォンの大衆への普及でAR技術、位置技術、クラウドデータベース等の技術が一気に生活を変え始めている。だがそこで伝えられている情報は?文字データであり、画像データであり、3Dデータであり、音声である。今後、最終的には香りが伝達、再現されるように期待されてゆくのではないだろうか?という話だ。そのためには匂いをデータとして送り発生させなくてはいけないのだが…。彼らは「香りをビジネスにしたい」「香りに注目させたい」としている。流行であり、ムーブメントが作りたい。そしてその渦中にいたいというメッセージを感じた。

だがこの話の本質的な解決のためには課題がある。匂いをデータ化し再現しなくてはいけないのである。技術シード無きままでの流行はあくまで一過性であり、生活のシフトだとかチェンジには繋がらない、と自分は思った。

ちなみに理事長の田島氏も「今後の展開」として上げていたのは、香りのTVの研究など。未知のステージが待っている(最近までNTTなども頑張っていた)。克服すべき課題としては
• 香りの言語化
• ベース化、要素臭化できないか?
• 香りの辞典のようなものを作り、要素の数値化をしたい
とのこと。

自分も関われる点があれば、関わってみたいのだが…

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1.香りマーケティング協会(セミナー・イベント情報)
2.Prolitec - Advancing Indoor Odor Control
Prolitec 日本総輸入代理店|マイクロフレグランス
Air Aroma - Scent Marketing, Diffusion and Fragrance Systems
エアアロマジャパン 公式サイト┃ air aroma japan official site
3.CiNii - 田島 幸信
特願2000-157248(特許1報見つけた)
4.CiNii - 吉岡 亨
(特許は発見できず)

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