服を近々探そう

夏が終わりかけ、ようやく色々な物欲が再燃してきている。健康体になった証拠だ。まず洋服が欲しい。

会社を辞めた当初はきちんとした恰好をした方が良い、ということでカッターシャツ、革靴を常に着ることにこだわった。

今後の時代においては、自分の知識と、自分のフィールドを持つ人間がその対価を正当に得る一方で、自分の確固たる知識もフィールドも持たず組織人として一定の糧秣を得続ける人間も存在する時代になると思っている。組織人は組織の制服を着ればよいが、自分のフィールドで自分の武器(知識、技術)を基に戦う人間は着る物を自分で選択しなくてはいけない。

自分の考えた末に出した結論としてはデニム、カッターシャツ、革靴、ニットセーターだと思う。デニムはチノでもよいし、ニットセーターはカーディガンやベストでも良い。色はチャコールグレーと紺が最上位、黒やライトグレイやベージュが次位、カーキやライトブルーなどそのほかの色はカジュアルである。ただしシャツはホワイトかブルーで柄は無地かストライプ、革靴は黒かダークブラウンの紐靴が望ましい。非威圧的で親しみやすさを保持しながら、相手に対する失礼も出ず、レストランや劇場にも出入りで来うる恰好が良い、と思っている。

結局のところ、

·           海のモノか山のモノか分からない自分の身分にも関わらず、信頼を付与してくれるみなり
·           ディスカッションをする際に高圧・威圧感を与えないみなり
が重要で、それに「程好い清潔感とクラシック感の両立」を加えようとすると、カッターシャツや革靴を足し、このような形態へとたどり着く。テーラードジャケットは有ったほうが良いが、体型に合っていない安物を身につけると「ニセモノ」っぽくなるし、体型に合っていても、グレーや紺でストライプのようなスーツはパワースーツで威圧的に出すぎるかもしれない。ライトグレイ系や非獣毛は「遊び心」が入りすぎ、「ディスカッション」の空気が生まれない。

この恰好はスティーブジョブスの恰好と同じだ。きっと彼も心砕いて、あの服装に至ったのではないだろうか?ザッカーバーグが、その恰好にネクタイつきで公の場に現れたことも話題に上ったが、彼らのような自分のフィールドで自分の武器(知識、技術)を基に戦う人間は、「着る物を自分で選択しなくてはいけない」ことを象徴しているように思えてならない。

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