ノイズキャンキャンセリングイヤホンPhilips SHN6000を買う。

何度かノイズキャンセリングイヤホンを見たこともあって、最近インターネットで情報収集をしていた。

ノイズキャンセリングはイヤホンの外部を集音するマイクが付いており、その電気信号をアンプまで戻し、外部ノイズを打ち消すような逆位相の音を音楽信号に乗せて、二つの合わせた音をスピーカーから発することでノイズを打ち消して音楽を再生する。そのためには右+左にマイクがあって、それらの信号と音楽信号をミックスして増幅する専用のアンプが必要になる。

そのためにはプレーヤーと別のアンプが必要になる。アンプが必要になるということは電源が必要になるということでもある。大概の外付けノイズキャンセリングイヤホンは別途電池が必要な製品がほとんどである(余談だがbluetooth式のワイヤレス機能とセットな高級機もある。別電源を用意するからには多機能に、ということである)。またノイズキャンセリングが前提になったポータブルオーディオもソニーから出ていた。ただしこの場合は外部ノイズのマイクからの信号端子もあるので、イヤホン端子形状が通常とは異なり、専用品となる。

iPod / iPhoneシリーズには電源供給も可能な30ピンのdoc2が存在している。このdocは元々アナログアウトを取ったりパソコンにマウントしたりする目的で使用されているものであった。一応設計は非公開らしいが、アナログアウトが取れて電源供給も可能なので、これを用いればノイズキャンセリングイヤフォンのアンプを駆動させることが出来る。実は初代ipodの時代からそのような商品は実用化されており、Philips SHN60001などはそのような商品の一つであった。現在、Philips SHN6000は絶版である。Philips からは後継機種は出ていないものの、同様のコンセプトの商品が他社から出ている(Blackbox - i103など)。

Philips SHN6000のデッドストックが割と安価に買えたので、購入してみた。感想は音質的には高音域が強く、それまで使用していたSHE97004には少々劣る感じだ。ノイズキャンセル機能は小音量時には効果はほとんど確認されない。しかし電車の中、特に飛行機の中のようなメカニカルなノイズの大きい環境下では相当疲労感が低減する。喫茶店で勉強するときなどにも効果が上りそうな感じだ。

参考;
1.フィリップス、NC搭載のカナル型イヤフォンなど5モデル -AV Watch
2.30ピンDockコネクタ ‐ 通信用語の基礎知識
3.PHITEK blackbox i10: iPhone対応、電池要らずのノイズキャンセリングイヤフォン。圧巻の遮音性能です!
4.iPod レビュー 2012年 iPodレビュー おすすめイヤホン比較

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