直近の課題 (個人的なことを書く)

(3/8のメモから)研究室の学生さんから第一回目の引継ぎをする。GC-MSのデータ取り出し方を教えてもらい、データ書式のtxt化、エクセル化を教えてもらう。データはその処理の後、matlabというソフトで行列計算処理をする。

やはり基底ベクトルの計算方法で用いているプログラムや、その後実在要素臭の近似算出方法については論文を読んでも分からなかったし、一度院生の大まかな説明を受けても分からなかった。
多変量解析とケモメトリックス的な数値処理に関してキチンと勉強してゆくことが必要になるし、それを先生は鍛えようとしているようである。

だがそれと並行して従来から集めていた香りの周辺学術のリンク化は怠ってはならないし、この2年でやった調香のトレーニングと自作の調香品についてのアプローチのまとめ、先生たちから提供してもらった香料作りに役立つ資料の整理はしておかなくてはならない。今やっておかないと今後はどんどん忙しくなってしまうだろうし、その資料に対する有用性の認識に翳りでも生じてしまえば、使いやすいように整理するというモチベーションは永久に失われてしまうだろう。

また香水輸入に関してもキチンと調べきっておくことも、この3月中に為さねばならない。これも纏まった時間が取れるのはこの一ヶ月のみなのである。

また先生の要求している内容(と自分が思い込んでいる内容)、研究室で自分が為したい事柄でもある、は
• キチンとこのカテゴリの基礎学力をつけること
• 自分の本来のカテゴリ(調香というよりは有機化学、ホストゲストケミストリー)の習得者としての研究ディスカッションへの参加 (最終的には自分の研究テーマを確立して、キチンと助けてもらえるようにする)
現状、少し実力(英語のスペック、こんなもの金で買えればよいのに)と気迫(気迫だけの研究者なんて詐欺師とどれほど違うのだろう?そんな疑問はいったん置いておいて)が不足していたことも事実なら、その二項目が依然として必要なのも事実。勉強をして追いつき、追い越そう。

こんなマイナスからのスタートをしなくてはいけない理由は、会社時代に自分の病理的性格が自分をボロボロにするのを放置しておいたためでもあろう。会社時代にこびり付き、錆び付いてしまったメンタリティの時間軸を逆戻し、自分本来の持つ研究への情熱やフレッシュな感性を取り戻したい、というのもある。会社時代にやっていた研究手法自体はアクティブなスタイルを出来ている(ブログに自分の考えを書き、クラスター化できていたのも会社という空間に居て、色々なものを押し付けられたからこそ)から、願わくばその良い両面を併せ持った研究者になりたいと思う。

コメントを残す