研究室として展示会出品 2013.1.05~1.07

大学の研究室の出品に関してお知らせします。研究室的にはアート製作者の方々への技術アピールという側面があります。興味を持ってもらえるようでしたら、ぜひお知らせください。

U35 JAPAN PROJECT―U35 CREATORS JAPAN EXHIBITION http://www.japaninstitute.jp/u35jp/creatorsjapan/ (主催者)
http://yan.yafjp.org/event/event_23328 (会場)

会場; 横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズスクエア横浜クイーンモール2F
会期; 13.1.05(Sat) ~13.1.07(Mon)11時〜19時 ※一般初日は午後から、最終日は16時閉館

(やはりブログは書くものである。書いただけ自分の悩んでいたこと、悩んでいたがために思い至っていなかった事柄(主に明るい方向性)に思い至り、少し自分に自信がもてたりする。体調が悪いときに一人で考え事をする、しかもそれを書き出さない、と方法を安直につかうと、悪い方向への循環参照になってしまう。)

研究室として、嗅覚ディスプレイの展示を2013年開始直後より割とタイトに行う予定である。1月第一週の週末に横浜であるアートイベントに展示させてもらう。このイベントは若手アーティストのチャレンジ的な複合メディアを出品する場となっている。中本研究室的には嗅覚ディスプレイをマルチメディアの場で活用していく方向を持っており、この様な作品展で嗅覚ディスプレイを体験してもらうこと、知ってもらうことはなかなか重要である。

今回の展示内容は2012年度の工大祭で出典したものと基本的には同じものを展示する予定であり、その目標は音楽と香りのコラボレーションの体験にある。アイスクリーム屋さんをモチーフにした演奏システムで、香りの演出と出てくる音楽の調和を感じてもらう。香りは個々の食品をイメージするような香りになっており、自動演奏モードでは音楽の印象と合うような香り、演奏モードでは音色と合うような香りをユーザーに提示する。演奏モードでは香りの提示は楽器(鍵盤)の音の強さに応答して香りの強さも変わるようになっている。今回の展示はそこまで香りのアートとしてのすり合わせはしていない。そこまでやってしまうと香りのアートになってしまうであろうし、それをできる人間も多くはないだろう。

今回の出展においては新規展示品はなしの予定だが、今後の予定として、今回のアイスクリームの展示内容とは別のコンテンツも出品する予定である。その際にはもう少し香りの内容に関しての作り込みがなされた別のコンテンツを準備することにしている。

香りインタラクションについて少々考えてみる

要素臭開発が香りインタラクションの発展を促進すると考えている。

中本先生の研究会でのの筧さんの話は面白かった。筧さんは慶応SFCの先生で、嗅覚をテーマにしたインタラクションを作成し、それによる受賞歴などもある人。彼のインタラクション作品hanahanaは、香気センサーとセンサーアレイの情報処理を中心とした技術(中本先生も専門としている分野)が製作におけるヒントになっている。香りを付けたムエットを花瓶に挿すと花瓶の中に入っているセンサーアレイがセンシング、解析された香気パターンに応じた花がプロジェクタで映し出され、花瓶に花が咲いているような映像を体験できる。センサーはフィガロ技研の半導体ガスセンサーである。おそらく香りという言語化できないものをセンシングし、可視化するという行為、映像もまた完全な言語化はできないという点がユーザー体験として面白いのであろうと思われる。現在は慶応で研究室を持ち、指導と創作活動を平行して行っている立場にある。

センシング結果はできるだけユーザー体験を面白くさせるような方向に出力が広がるようアジャストされている。ただこの作品が内包している問題は、香りをブラックボックスとして取扱い、解析の持つ意味合、香りの持つ意味合は究極的には理解できない点にある。これは、インタラクション(=ユーザー体験)としては面白いものができる半面、香りで美を追求するとか、香りの持つ意味合いを解析しユーザーにメッセージとして提示するということはできないのである。出力されるメッセージをコントロールできない、出力されるメッセージが解釈できない、という点はクリエーターに嫌われる点になり兼ねないように思う(のだがどうだろう?)。

上田麻紀さんは香りの抽出やいろいろな香りの蒐集をインタラクションとして提案した、筧さんはセンシングを中心としたインタラクションを提案した、現状に置いてそこは別の次元のインタラクションとして解釈されている。実際、後援者たちも前者は香料会社、後者はセンサー工学であり、表面上は近そうなカテゴリーでありながら、断絶があるように思う。これは人間の嗅覚が一般人の理解としてもブラックボックスであり、有機的な結合感覚がないためである。嗅覚について、香りについて有機的な結合感覚を得ようとすると、それはトレーニングを意図的に行っていくしかない。これを積み上げて行った人間の究極的な姿は調香師なのではないかと思う。現状においては香りのアートを展開してゆけるのは調香トレーニングの習得、もしくはそれが基礎的な部分において必要であることの認識が不可欠であると思われる。

筧さん自身はこの香りセンシングインタラクションに関して続編の製作も行ったが、興味の中心からは離れているのかなと思った。最近のワークショップで用いているのは、触覚再現をしてくれるモジュール。触覚に関しては意味合いの理解が分かり、再現されるものを発信したいメッセージに近くなるようコントロールしてゆくことが香りよりは容易である。触覚(振動含む)センサー技術の向上、再現モジュールの性能向上、パソコンの高性能化、解析に必要なソフトウェアの充実と実用上の性能が確保されつつあること、これらから五感に訴えるユーザー体験を簡単に作り出すことが簡単になった。筧さんたちメディアアートの役割は、このようなインタラクションとして技術革新によって達成されたものを還元し、ピュアアートや広告、エンターテイメント(ゲームなど)のシードへと繋げることにある。

嗅覚に関して、当面の問題としては、嗅覚や香りの中身がブラックボックス過ぎ、そこにある体験の意味合いの解釈に至らず、メッセージの発信まで繋がってゆかない、と言った。かつては音楽に関しても触覚に関しても、味覚に関しても、光に関しても、「有機的な結合感覚」を得ようとすることは困難だった。しかしいずれもセンシングとそれによる数値化に基づくユーザーインターフェースが開発され、パソコンを通じてクリエーターが製作物をコントロールしやすい状況が出現しつつある。

例えば音楽に関しては、ミックスやエフェクトを作ろうとしたりSR/PAをやろうとすると、高額なアナログ機器を揃え、電子回路の技術を習得し無くてはいけなかった。だがPCの高性能化とソフトウェアの開発によりそれらは容易になった。真空管アンプシュミレータなども充実している。音とは何なのか分かって、「有機的な結合感覚」をもってクリエイトする環境が容易に入手出きるようになった。この結果としてピュアアートや広告、エンターテイメント(ゲームなど)のレベルは今後より高度になってゆくと考えられる。

同様の事が今後、音楽のみならず、触覚に関しても、味覚に関しても、光に関しても、加速する。いずれもセンシングとそれによる数値化に基づくユーザーインターフェースが充実し、「有機的な結合感覚」を得るのは容易になってゆく。例えば味覚に関しては、5味センサーが実用化され、味のクリエーションや流通している商品のトレンド解析に役立ち始めている。触覚技術の向上によってゲームへの触覚再現のクオリティが向上する、などなどのことが実現する。

筧さんはラフなものでも良いからとりあえず魅力的な新技術を盛り込んだユーザーインターフェースを開発し、クリエーターに投げたい、と「ラビットプロトタイプ」、「ちょっと突破しやすくなるようなフック」という言葉を用いて_言っていた。いずれもセンシングとそれによる数値化、パソコンを通じてクリエーターが製作物をコントロールしやすい状況を出現させることが重要である。それらをベースとしてハンドリングしやすいユーザーインターフェースを開発する。それによって、特に言語化が困難なものであればあるほど、メッセージの発信まで繋がってゆかないクリエーションに対して、「有機的な結合感覚」を得ることを可能にする、クリティカルな答えになるのではないかと思う。

IBMのトップの発言に今後5年間ほどで触覚、味覚、そして嗅覚に関するインターフェースが発達し、コンピューターの世界で取り扱われる事が加速するとある。しかし嗅覚に関して、当面の問題としては、嗅覚や香りの中身がブラックボックス過ぎる事がある。そこにある体験の意味合いの解釈に至らないのである。自分のそれに対するソリューションとしては「要素臭の開発」を提唱する。センシングや分析を「要素臭」をキーとして読み直すことによってこの様なユーザーインターフェースの開発を推し進められると思うのである。その際に必要なものとしてはやはり生物学からのフィードバックを想定している。その世界は結構目の前にあり、後は誰が為すのかという問題だけだとも思う。

1.慶應義塾大学SFC 環境情報学部 筧康明研究室ウェブサイト | Website of Yasuaki Kakehi Laboratory, SFC, Keio University
2.魔女の実験室 MAKI UEDA artist blog
3.IBM による5つの未来予測:5年後のコンピューターは「匂い」「味」「触感」に対する認識能力が向上する – japan.internet.com テクノロジー
4.The IBM Next 5 in 5: Our 2012 Forecast of Inventions that Will Change the World Within Five Years « A Smarter Planet Blog (原文)

PC組み立て(日本シャトルSZ77R5)

目標は以下の通り。
・    なるべく安価に性能を出す。
・    長期間安定運用を目指す。
・    躯体はコンパクトにする。
・    並列計算プログラムのCUDAに慣れようと思っているので、それが走るGPUを乗せられるようにする。

構成は以下のようになった。
(マザー・ベアボーン)日本シャトルSZ77R5 ;チップセットZ77 約30000
(CPU)celeron G550 ;2コア2スレッド、2.6GHz、65W 約3600
(メモリ)DDR3 1333MHz 中古1G×4本;約800
(HDD) msata ssd 64MB;約6500
(HDD2) IDEのものキャリーオーバー(IDE-SATA変換必要)
(GPU) msi N580GTX;中古 約20000
(OS) windows 7 professional 64bit;DSP 約14000
計7.5万ほど。現状なかなか快適である。

(10/21)パソコンが死んだので、新しいのを作らなくてはならなかった。実際にはパソコンが動かなくなってから1週間ほどのブランクの間に、構成を考え、注文し、土曜日には秋葉原に買い付けに行って日曜日(つまり今日だが)に組み立て、インストールが完了した。壊れてしまう前の構成はpentium4 2.8Gを中心としたほぼ10年前のベアボーンがベースであった。独自規格の電源が完全に壊れたので、修繕ではなく総取り替えすることにした。

ソフトウェアとしてはwin7 64bitを使用する。64bit OSを使用することは、2MBのメモリーでも快適な使用が必ずしも達成できないことを考えると必須である(32bitのメモリ上限は3G程度)。また安価にメモリ容量を増やすためにはDDR2でなく、DDR3を選択する必要がある。より安定にメモリー量を増やすためには、メモリスロットが多いほうが安心である。なおDDR3の1Gは投売り状態なので4G分とか大量に買っても安価に収まる(バス速度が確保できるから細かい容量のメモリでスロットたくさん占領している方が良いのでは?)。

コンパクトな躯体でありながら、GPUが乗せられるパソコン、と言うのは相反する要求項目だ。通常GPUを優先するなら、躯体サイズはmicroATXくらいまでは妥協するべきだと思う。今回はこの観点からshuttleのベアボーンを選択した。MiniITX並みのサイズでありながら、2レーン分のサイズを持つハイエンドGPUも格納できる。加えてSZ77R5ならメモリが4スロット分あり、将来の拡張性が高い。LGA1155は多種類のチップセットがある(しかもCPU対応の話もあわせて考えると複雑になる)が、メモリスロットが多いマザーボードはやはりZ77が多いようである。またCPUの選択肢を広げるためにはZ77はよい選択肢なのかも知れない。

余談だが、個人的に今お買い得感があって、値段がこなれ終わっていると思うのがLGA1366のX58系。CPUなどが完全に収束しているので上位であっても安価に調達できそうと思う。しかも、メモリが3つ分同時アクセス可能、GPUが2枚挿せて同時に両方のGPUを×16動作させられるなど、マザーボード・チップセットそのものがハイキャパシティであった。当時のLGA1366よりは現行のLGA1155のほうが早いとする評価も多いが、ハイエンド機が安価に入手可能なLGA1366も捨てがたいような気がしていた)。今回は入手不可だったので現行LGA1155最良のZ77にした。

GPUは680GTXがCUDA入門としてお勧めのポジションにあるが、あえて1代前のCUDA推奨機の580GTXを中古で調達し、価格を抑えるようにした。必要に応じて、または今後の中古価格変動に応じて載せ替える。

CPUは必要十分にしてお買い得として名高いceleron G550にした。2コアでTDP65W。ベアボーンの注意書きに最大許容TDP95Wとあったので問題はなさそう。将来的には低消費電力、4コアのものと置き換えてもよいと思う。

参考;
1.SZ77R5 | Shuttle Japan2.イマドキのイタモノ【夏季休暇特別編】:ベアボーンキット「SZ77R5」で始めるお手軽自作PC (1/4) – ITmedia PC USER
3.Sandy Bridge LGA1155 CPUの選び方 【桜PC情報】
4.N580GTX-M2D15/D5|グラフィックスカード|MSI
5.価格.com – インテル Celeron G550 BOX レビュー・評価
6.ASRock > 製品紹介 > Z77 Extreme6 > CPUサポート一覧表 (参考)
7.自作pc 俺ならばこれを買う。 (参考)

dell inspiron 6400 SSD化

所有していたdell inspiron 6400の延命をしてみた。内容はごく一般的なもの。

  • HDDのSSD化(64GBのSATAのSSDを導入)した
  • メモリは1GB→3GBまでアップ
  • CPU換装は未着手

それなりに快適なXPになった。Win7 32bitでも大丈夫そうなレベルと思う。

ノートパソコンのアップデートをしている。初期にはメモリが512KBしかなかったが、とりあえずメモリを安価に購入、512+512で1Gまでアップしておき、XPとしても可能な限り軽量化をしておいたので、ネットとワードくらいは出来る状態になっていた。

しかしながら、1Gのメモリでは限界が見えていたのも事実で、ASUS S101の購入、バージョンアップにあわせてメモリを買い足したらどうかと、考えていた。

今回、ついでにSSD化もし、32bit機としては結構良いレベルまで上げてしまうことにした。CPUはソケット的にはT7600というC2Dも入れられるようだが、当面はシングルコアで十分という判断から見送ることにした。一通りの換装後は、シングルコアながら、メモリ3G、SSDになっている予定である。Win7 32bitでも大丈夫そうなレベルになる。

実行内容はHDDのSSD化で64GBのSATAのSSDを導入した。メモリはS101についていたDDR2-667 1GBと新規購入した DDR2-800 2GBで3GBとした。USB~SATA変換ケーブルとバックアップソフトを使用して、ノートパソコン単体でSSDにバックアップを作成後、そのSSDをノートパソコンに挿入すると、あっさり認識してくれた。念のためF2キーでBIOS設定画面のほうにも入って認識しているか確認したが問題はなかった。

結果は起動が超高速になってくれた。SATA接続のノートPCだったので、割と選べる範囲も広かったので良かった。32GBにしたからといって値段が半分になる感じではなかったので64GBにしたが、64GBという容量は通常のユーザーのものとして十分だろうと思う。今回のPCでは、32GBでは余裕が1~2割になってしまいそうだった。

dell inspiron 6400はDDR2-667でメモリを稼動させる。DDR2-800は下位互換性があるのできちんと動作した。今回、スロット2つに対して非対称なメモリのセッティングをしたが、今回のは無事認識した。情報収集したところ2G*2で4Gまでは確実に認識するようである。4GBのDDR2がごく少量流通しているが、それらに対する動作性はほとんど情報がなかった。64bit機にするためにはCPUをcore2duoにする必要があるが、CPU換装においてはBIOSチェンジが必要かもしれない。今回は32bitのまま、SSDで3GBのそれなりの快適性を目標にした。

お洋服(コート)に関して

コートを褒められたので少々お洋服に関して書いてみることにする。

洋服は自分は結構こだわる方である。

現状の身分ではテーラードを身につける必要も必然もない。またそれらを身につけることは、立派に見えすぎ、逆効果に働くこともあるかもしれない、という感覚もある。そもそも現在ではまったくお金がないので、洋服を買おうという気には全くならない。

だが、お金がある程度あった時期には結構こだわって洋服を揃えた。その感覚が残っていた最後のころに作ったのが、ビンテージ生地を使用したシングルチェスターフィールドコートである。このコートは事あるごとに褒められることが多かったのだが、ついに身内以外に褒められてしまった。

コートの構造はシングルチェスターフィールドを少しカジュアルにしたもの。ポケットはフラップ付きになっており、左胸にはチーフ用のポケットが切ってある。袖口はスーツと同じような開き見せの4つボタンが付いている。フロントはスーツとは異なり比翼仕立ての3つボタン。襟はピークドラペル、フラワーホールも付いていてゴージ位置はやや低め。これはコートの中でもっとも格式が高いデザインであって、燕尾服やモーニングのレベルの礼装をする際に用いるコートはこのチェスターフィールドが望ましい。コートはあくまでも寒さ凌ぎの衣類であるので格式のヒエラルキーはそこまでシビアではないのだが…。

なおこのチェスターフィールドは少しカジュアルにしてあるといったが、本当の格式あるチェスターフィールドは色は黒、チャコールグレイなど無地、生地はメルトン、黒ベルベットの拝絹が付いているのが本式である。ダブルもシングルも格式としては同じ。ただしシングルは比翼にするのがセオリーで、比翼でないシングルではチェスターフィールドとしてのアイディンティティは弱くなってしまう。

このコート、ビンテージ生地を使用したと言ったが、それはスーツ用のイギリス製のストライプ生地である。グレイベースだが紺やオレンジなどの色が混ぜ込んであり、ちょっと深みがある。また色を拾うのも割と簡単。と同時に拝絹を共地にしてフォーマルになりすぎないようにしてある。

フィッティングは下にスーツを着ない状態で着て最良になるように狙ってある。ただしコートを引っ掛けているだけ、というニュアンスも欲しかったので、あえてぴったりにはしていないし、袖の太さもコートそのものにしてある。着丈は膝上でチェスターフィールドとしては妥当なもの。

このコートが褒められる事が多かったのは、その誰でも理解できるデザインセンス。シンプルにして格式の高いデザインをとり、生地の奇抜さを緩和できている。生地は現代にあっては奇抜だが、昔の仕立て服を見て来た人にとっては安心できる色柄のようで、祖母などには大ウケだった。加えて意外に誰が着ても悪目立ちせず、昔の色柄の懐の深さを感じる。さらに、コートのイメージを損なわないフィッティングを守ると同時にクラシックで正当なデザインを自分の背格好に落とし込んだので、細身のジーンズを合わせてもツータックの太めのスラックスを合わせても破綻しない(とても立派に見えるらしい)。このコートは作ってよかったと思う事が多い。

化粧品の仕事に関する進捗いろいろ 追記

(7/25)
今日、化粧品の仕事がいろいろと捗った。輸送会社のOBに知人経由で連絡を取ってもらっていた件。これがかなりの進展を見せた。

メンバーは輸送会社OBのKさん、現役のHさん、自分、店長。香水店店長にはあまり変なことをしゃべらないように気を付けて貰い、なおかつどんな話になるのかをシュミレートしておいて、申請書類・許可返却書類でどれを持っていくのか、打ち合わせ済みにしておいた。

前日打ち合わせ後、会社の代表取締役格のYさんと合流してご飯を食べることになった。以前、N先生交えた打ち上げには出席と言っていたのに都合で来れず、機会があったら進展については話したいと思っていたし、輸送会社と会う前だったので少しはその事も話しておいて良いのかな、という気がしていた。Yさんはそれはチャンスなのだから、きちんと入り込めるところまで入り込んだほうが良い、という考え方のようだった。それは経営的な考え方、社長的な考え方としては正しい、店長も自分も身分相応とか、ハードな仕事にならないほうが良いという考えがちらりとあったが、経営的・起業的にはその感覚のほうが正しい。

なお、知人的にはちょっと違う感覚で、きちんと準備して付いていけば、仕事をきちんした形にまで高めてくれる現役の課長とOBが入ることで、ママゴト的な仕事もきちんと筋が通るのではないか、と思っていたのではないか。一応OB関係者ともなれば少しはやさしく接してもらえるだろうし、あまり見捨てられることもないだろうし、どうしても仕事にならないときには厳しくもきちんと説明してくれるだろうと思っていたのではないか。(こちらはサラリーマン的、仕事中心的考え方だ)

自分としては、きちんとした仕事のルートを確立し、役所と対立せず、きちんとした信頼感を得られる外見で、客にも取引相手にも従業員にも公平なのが良い仕事だと思っている。それに近づくのには絶好のチャンスであるような気がしていた。店長の同業者などには化粧品出身の経営者で書類も法規も完璧に仕上げている人もいるようだ。そんな誰もが納得する仕事(技術・手際に始まり取引相手という見た目に至るまで)に近づくのには絶好のタイミングなのだと思っている。書類関係、法規関係はほぼ完全にこなせていると考えていた。ただし税関(と輸送手段)をクリアするためには大手と組めるのが最も楽(コストは少し高くなるかもしれない)で、安定的な解決に近いものだと考えていた。

Kさん、Hさんとの話はかなり良い纏まり方で話せた。必要と考えられる書類は網羅されていたからだ。当初は輸入業登録が必要かも、という話になったが、H課長が上の階で最新の情報を確認してくれて、直近の法・行政のシステム改正で統廃合され、製造業と製造販売業の許可のみ、でOKということがわかった。現在取得している内容で(登録済みの品目に関しては)いけるレベルだということが明らかになった。

大手の輸送会社に顔が通った、ということはその会社の海外の事業所も視野に入れた仕事の運びが可能になるということだ。国内にいながら海外に発注を掛け、海外の事業所に集荷してもらったり、海外の事業所にいったん集荷して、梱包しなおしての日本への発送が可能となる。これは大手の化粧品輸入業者のレベルと同格の仕事の仕方である。現状の店長の仕事のレベルでもかなりの前進になる。海外で買い付けて、各国の現地オフィスに持ち込む、そこから発送すれば、航空便と大手の通関で店長が帰国するくらいには荷物が自由が丘にある状況を作れる。

お洋服(その他の洋服)に関して

自分の洋服に関しては、もっともこだわる方針なのがフィッティングとシルエット。次にこだわるべきに考えているのが色とテクスチャ。elasticでも言っていたが、女の人のファッションが遠目に見ても目立つものを重視する、男の人のファッションが至近距離での目立ちを重視するという教訓があったが、結構それを実践していると思う。

ただし現在、テーラードをできるだけ身につけないことにしている。ウールのテーラードは立派に見えすぎるし、コットンのテーラードはおしゃれ過ぎ、金持ちに見える、またどちらも戦闘服なので下の人から見たときに威圧感が生じることがある。

ただし格式感をある程度キープして、相手に略礼感を与えないことと同時に、下の人たちから見て威圧感を感じ無いようにしたい。自分はニットを使うことと、Vゾーンを残すことで解決できると思って実践している。Vネックセーターとカッターシャツ(加えて革靴)を使用することで儀礼感は演出できる。カッターシャツはコットンか麻、アイロンをしっかり効かせる。本当はネクタイを締められるようなシャツであればもっとカチッとするのだが、おかしくないデザインでアイロンさえかかって入れば結構かちっとするので大丈夫。シャツは柄があるとメッセージになる(ストライプであればビジネスを連想するし、チェックはカジュアルだ)ので無地がもっとも便利。白は純粋・最上位の儀礼、ライトブルーはスポーティ、身体を動かす仕事が速そう、畏まりすぎない、というメッセージとして使うことができる。ネクタイを締めるとさらにカチッとできるが芯のしっかり入ったシャツでないと纏まらない。

ニットの使用は、着たらブラシをかける、ホコリと毛玉に気をつける、連日は着ない、という点が注意。革靴と似ている(履いたらブラッシング、シューキーパーを入れる、連日履かない)。またどちらもサイズの合っているものを買うと、着心地も見た目も良いという点も似ている。ニットは秋冬はウールを、夏はコットンを、が鉄則。シルエットが合って安価なニットを見つけたら即まとめ買いである。

カッターシャツは良くて安価なのは入手が難しい。これまででもっとも気に入って使ったシャツはコットン・リネン(50:50)のブルーの芯のしっかりしたブルックスブラザースのシャツだった。ネクタイを締めてもニットの下にノータイで着てもバシッと収まった。これを見本にオーダーしたいというのが本音(それも白で)。

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最近3輪車に興味がありすぎる

2012/12/7; 3輪車は4輪よりも安定性にかける乗り物だと思われがちである。しかし現在、従来の巨大で豪華すぎ、燃費の悪い4輪車への注目は下がっている。シティコミューターとしてのミニカーが注目されるようになってくると、軽量化、燃費改善の見込める3輪車にも再び脚光が沸いてくるのではないかと思う。

後輪を2輪化したバイクはトライクという名で知られアメリカンタイプのバイクファンを中心に人気が高い。しかし横転の可能性が結構残っており、しかも横転した際の致死性は通常の2輪よりも高い(下敷きになってしまう恐れが高いので)。また、ミゼットなどを代表とするかつて日本で多かった3輪車はこのタイプであり、東南アジアなどで広まっている4輪自動車以下の商用車(ピアジオの3輪車やトゥクトゥクなど)もこのタイプである。このタイプは小回りが利き、貨物を載せられ、車体は比較的安価に製造できるという特徴がある。

これに対して前輪が2輪の3輪車はコーナリング特性が悪化しない割りに、車体重量が抑えられるのでスポーツ性能を持つという特性がある(リバーストライクという名称がある)。もちろんホイールの滑り出しなどの限界特性は異なるし、4輪車よりは以前限界特性は低いとされるのだが面白い乗り物となるらしい。スポーツカーとしての採用歴は古く、

  • BMWのバイク用フラットツインを利用したスコーピオンは完成度が高いといわれる
  • モーガンがスリーホイラーとして戦前から作っていた、2013年ごろリバイバルするらしい。
  • カナダのカンパニョーロがT-REXという隼エンジンを使用した1400ccのスーパースポーツ
  • フォルクスワーゲンがやはり2013年くらいに3輪スポーツを予定しているほか
  • トヨタ・ヤマハ共同による「MINUTE-S」

戦後の困窮期にドイツメッサーシュミットが庶民向けに開発した車体は、庶民向けながらレースや速度トライアルで活躍していたそうである。再び軽量化・省エネ・シティコミューターとしての特徴に注目され3輪車に光が当たることがあれば、このリバーストライクに光が当たると思う。実際に「MINUTE-S」は日本の法規上の側車付の枠内に押し込めようとしており、経済性とエンターテイメント性の両立を狙ったコンセプトであることがわかる。

以上のリバーストライクは操作感は通常の4輪自動車に近いと考えられる。バイク的な操作感のリバーストライクも存在していて、

  • メルセデスが1997年くらいに開発したコンセプト車(F300)
  • プジョーが2009くらいのモーターショーに出品していたようでこれも完成度が高い
  • ヤマハのビックスクーターを改造したリバーストライク

などがある。特徴となる点は車体がチルトする点にある。バイクのように車体が傾くことにより高速コーナリングが安定化する。チルトする影響をまとめると

  • チルトするため、4輪のコーナリング時のような横Gのかかり方とは少し感触が違うものになると考えられる。(ドライバーにとっての違和感)
  • フロントトレッドが狭くても旋回性能が稼げる(要確認)
  • ハンドルの切れ角とチルト量の両方を制御しなくてはいけない(制御方法、制御アルゴリズムの開発)

そもそもチルト角を円形のハンドルで作り出すというのは少々違和感があるのだが…。低速では切れ角で制御、高速ではチルトという感覚の差異をどの程度安全に作り出してゆくのか?ちょっとわからないことだらけである。要するに限界特性の向上と操舵感のマッチング、スムーズネスの確保が必要だが、それを実現するためにはコンセプトの煮詰めが必要と考えられるのである。

化粧品の仕事に関する進捗いろいろ

(7/22)化粧品の輸入においては何かと捗った日。役所関係に関しては、ほぼ処理するべき事項は完了し、必要書類が増えたとしてもこれまで足を運んだどこかに提出すれば完了する、という状態までできた。ただし今後の問題として税関を通過する際に必要な書類・手続きに関して知っておくという必要があった。

これに関しては店長友人の同業者の方に概要的な内容に関しては教えてもらっていたのだが、実行に移したときに何らかの問題が発生することは目に見えていた。根本的な解決としては輸入業務に関してより詳しい人間にプロジェクトに加わってもらうこと、できれば通関士に加わってもらう必要があった。以前より知人に、この手の化粧品の輸入に関する仕事を手がけていた輸送会社の人間を紹介してほしいと話していた。先週末再度話を持ちかけて、連絡を取ってもらったのがKさん。このKさんは化粧品の輸入に関してだいぶ長いこと関わっていたようで、退職してまだ1年、しかも現役で後輩の部長を紹介してくれるという。知人経由で情報が行ったのが多分金曜日、月曜日の朝メールをして、昼には会う話になったから、早かった。

正直言ってここまで大掛かりな話にするつもりは無かった。軽く個人経営のような通関士を紹介してもらってちまちまと仕事をして、内容がゆるゆると分かって行けばよいかと思っていたのである。だが、自分の化粧品の仕事を多くの人に知ってもらうのにはとても良い機会な訳であり、きちんとした仕事も出来るところを見せたほうがよいし、きちんとした仕事の形に立て直すのには良い機会ではないか?と考えている。多少初期の書類作成の手間がかかったり、通関・輸入手続にコストがかかったとしても、大手の輸入の仕事の流れを踏む経験ができるのは、これまでも・今後もちょっと無さそうだからだ。

ただ今回、先方の現役部長に会うのだからと、資料作成をしなくてはいけなくなりそうで、少々急務になりそうだ。