化粧品の仕事に関する進捗いろいろ 追記

(7/25)
今日、化粧品の仕事がいろいろと捗った。輸送会社のOBに知人経由で連絡を取ってもらっていた件。これがかなりの進展を見せた。

メンバーは輸送会社OBのKさん、現役のHさん、自分、店長。香水店店長にはあまり変なことをしゃべらないように気を付けて貰い、なおかつどんな話になるのかをシュミレートしておいて、申請書類・許可返却書類でどれを持っていくのか、打ち合わせ済みにしておいた。

前日打ち合わせ後、会社の代表取締役格のYさんと合流してご飯を食べることになった。以前、N先生交えた打ち上げには出席と言っていたのに都合で来れず、機会があったら進展については話したいと思っていたし、輸送会社と会う前だったので少しはその事も話しておいて良いのかな、という気がしていた。Yさんはそれはチャンスなのだから、きちんと入り込めるところまで入り込んだほうが良い、という考え方のようだった。それは経営的な考え方、社長的な考え方としては正しい、店長も自分も身分相応とか、ハードな仕事にならないほうが良いという考えがちらりとあったが、経営的・起業的にはその感覚のほうが正しい。

なお、知人的にはちょっと違う感覚で、きちんと準備して付いていけば、仕事をきちんした形にまで高めてくれる現役の課長とOBが入ることで、ママゴト的な仕事もきちんと筋が通るのではないか、と思っていたのではないか。一応OB関係者ともなれば少しはやさしく接してもらえるだろうし、あまり見捨てられることもないだろうし、どうしても仕事にならないときには厳しくもきちんと説明してくれるだろうと思っていたのではないか。(こちらはサラリーマン的、仕事中心的考え方だ)

自分としては、きちんとした仕事のルートを確立し、役所と対立せず、きちんとした信頼感を得られる外見で、客にも取引相手にも従業員にも公平なのが良い仕事だと思っている。それに近づくのには絶好のチャンスであるような気がしていた。店長の同業者などには化粧品出身の経営者で書類も法規も完璧に仕上げている人もいるようだ。そんな誰もが納得する仕事(技術・手際に始まり取引相手という見た目に至るまで)に近づくのには絶好のタイミングなのだと思っている。書類関係、法規関係はほぼ完全にこなせていると考えていた。ただし税関(と輸送手段)をクリアするためには大手と組めるのが最も楽(コストは少し高くなるかもしれない)で、安定的な解決に近いものだと考えていた。

Kさん、Hさんとの話はかなり良い纏まり方で話せた。必要と考えられる書類は網羅されていたからだ。当初は輸入業登録が必要かも、という話になったが、H課長が上の階で最新の情報を確認してくれて、直近の法・行政のシステム改正で統廃合され、製造業と製造販売業の許可のみ、でOKということがわかった。現在取得している内容で(登録済みの品目に関しては)いけるレベルだということが明らかになった。

大手の輸送会社に顔が通った、ということはその会社の海外の事業所も視野に入れた仕事の運びが可能になるということだ。国内にいながら海外に発注を掛け、海外の事業所に集荷してもらったり、海外の事業所にいったん集荷して、梱包しなおしての日本への発送が可能となる。これは大手の化粧品輸入業者のレベルと同格の仕事の仕方である。現状の店長の仕事のレベルでもかなりの前進になる。海外で買い付けて、各国の現地オフィスに持ち込む、そこから発送すれば、航空便と大手の通関で店長が帰国するくらいには荷物が自由が丘にある状況を作れる。

化粧品の仕事に関する進捗いろいろ

(7/22)化粧品の輸入においては何かと捗った日。役所関係に関しては、ほぼ処理するべき事項は完了し、必要書類が増えたとしてもこれまで足を運んだどこかに提出すれば完了する、という状態までできた。ただし今後の問題として税関を通過する際に必要な書類・手続きに関して知っておくという必要があった。

これに関しては店長友人の同業者の方に概要的な内容に関しては教えてもらっていたのだが、実行に移したときに何らかの問題が発生することは目に見えていた。根本的な解決としては輸入業務に関してより詳しい人間にプロジェクトに加わってもらうこと、できれば通関士に加わってもらう必要があった。以前より知人に、この手の化粧品の輸入に関する仕事を手がけていた輸送会社の人間を紹介してほしいと話していた。先週末再度話を持ちかけて、連絡を取ってもらったのがKさん。このKさんは化粧品の輸入に関してだいぶ長いこと関わっていたようで、退職してまだ1年、しかも現役で後輩の部長を紹介してくれるという。知人経由で情報が行ったのが多分金曜日、月曜日の朝メールをして、昼には会う話になったから、早かった。

正直言ってここまで大掛かりな話にするつもりは無かった。軽く個人経営のような通関士を紹介してもらってちまちまと仕事をして、内容がゆるゆると分かって行けばよいかと思っていたのである。だが、自分の化粧品の仕事を多くの人に知ってもらうのにはとても良い機会な訳であり、きちんとした仕事も出来るところを見せたほうがよいし、きちんとした仕事の形に立て直すのには良い機会ではないか?と考えている。多少初期の書類作成の手間がかかったり、通関・輸入手続にコストがかかったとしても、大手の輸入の仕事の流れを踏む経験ができるのは、これまでも・今後もちょっと無さそうだからだ。

ただ今回、先方の現役部長に会うのだからと、資料作成をしなくてはいけなくなりそうで、少々急務になりそうだ。

化粧品の展開、本業の研究、とりあえず俯瞰

(8/28修正・編集9/11、9/25)
自分の占いによると9月はまた再び色々なテーマに挑戦する月だそうである。8月の後半からは自分のポジションをアップしてゆく期間に入ったと書いてあって、まぁそうだったんだろうと思う。

香水のビジネスの話もきちんとした輸送会社が通せることが決まって、しかも値段的には従来使っていた香港の企業のルートの方が安く、こちらにとっても落ち度のないものだったというレベルの話になっている。これはなかなか運が良い展開である気がする。

本業の方でも先生のやりたいと思っている方向の研究計画をきちんと纏め上げられた。プレゼンは散々だったが、スライドの出来はなかなか良かったのである。それにスライドを纏めていく中で化学系の理論や原理からビルドアップしていく系と、ブラックボックスを残しつつもマイニングしていこうとする系の違いのようなものも明確化してきたように思う。

結局自分のやりたい研究の内容はその双方に跨っているのだと思う。マイニングにのみ依拠していてはやっていることはぶれてしまうかもしれないし、香気と嗅覚の根底に何があるのか考えていく中で見誤ると思われる。できる限りは理論と原理からのビルドアップであるべきだし、できない部分に関しては学習プログラムやマイニングによる抽出を計算機上で検証していくようなやり方しかないのだろうと思う。

さてそのような従来の研究手法では、ちょっと及ばないところに行ってしまう恐れのある研究分野なのだが、それらを上手につなぎ合わせていくためにも、研究室でマイニングのようなことを追求しつつ、自分自身だけでの研究やリサーチにおいては原理・仮定からのビルドアップをしていくための勉強をして行こうと考えている。

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化粧品の展開について。だいぶ輸送の手段など煮詰まってきている。あとは
・    順調に登録商品の品数を増やしていくプランがきちんとまわる
・    注文がどんどん入ってくるようなBtoBの営業力がつく
・    注文をさばける小売り能力・商品知識力がつく(おそらく香りと人物像のマッチングを考えることが出来るようになる=香りのパーソノロジー、が分かるようになる)が揃うと、仕事としては順調になるはずである。もちろん、自分の本業を研究として進めるならば、一定のところで、この仕事の主担当を自分以外の人間に割り当てて、その人間が責任者としてこの話の進展を進めていけるようにならないといけない。そんな資質を持った人間は化学系+マネージメント系で組むとか、法務・実務+接客で組むとか、ある程度人間を組み合わせて仕事が進む状況を作り出すことが必要なのだろうと思う。

自分としては、自分が直接会社の運営に携わろう、という考えはないが、自分と対になるような人間にやってもらって、その会社のノウハウ・上がってくる業界知識・運営知識を共有化できるような状況になってくれば良いと思っている。その意味では店長のようなタイプの接客・社交の強い人間をこのポジションに充てたいなと思うわけである。やはり自分の能力は、大きく考えて、踏み出して、仕事の形を作り上げるところにあるのではないか、と思っている。

またこの仕事は専属の人間がやるというよりは、退職して時間のある人がやるとか、主婦の人で社交能力・接客能力がある人がかなり長期にわたって仕事をして、その仕事能力を高めていくというプロセスを経る方が良い気がする。その帰結としては、給与は少なめ、ノルマも少なめ、拘束時間は少なめ、ただし相当長期にわたって会社とメンバーの関係は継続する、という形態になるだろうと思う。おっとりとした上昇志向の少ない接客好き・チーム好きで会社を組めれば安泰な気がする。

新規に化粧品を輸入できるような体制を整えるには?を調べてみる

1/18に行政書士の先生と一緒に新宿の健康安全部 薬務課 医薬品審査係まで行って話を聞いてきた。

元々化粧品に関しては、「国内で販売又は授与される化粧品は、誰かがその商品の「化粧品製造販売業者」になる必要があります。…化粧品を国内で製造(包装・表示・保管のみを行う場合を含む)するためには、「化粧品製造業」の許可が必要です」。このことは例えば輸入のような、一般には「製造」とは考えられない業務であっても、授与・頒布・販売のような目的であったなら「製造販売業」の許可を受けた事業者が「責任者」にならなくてはいけないということである。なお許可は、所在地の都道府県知事が取り扱うことになっている。1

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関連する許可としては
• 化粧品製造販売業許可
• 化粧品製造業許可(許可区分:一般)
• 化粧品製造業許可(許可区分:包装・表示・保管)
がある。

「製造販売業許可」は、製品を市場に出荷(卸売業者や消費者に販売・賃貸・授与)するための許可なので、この許可では製造(包装・表示・保管のみを行う場合を含む)することはできない。
「製造業許可」は、製品の製造を行うための製造所ごとの許可なので、この許可では製品を市場に出荷することができない。輸入した化粧品を保管する場合のみでも化粧品製造業の許可(化粧品製造業許可(許可区分:包装・表示・保管))が必要となる。パッケージの作り直しや法規に従ったラベル作成などもこの許可の範疇になる。2

ただし今回の案件では、「化粧品製造業許可(許可区分:一般)」について作業所・事務所の確保において不許可になる要素があり、対策が必要になると考えている。具体的には分譲マンションの一室(3DK)の一部屋をその作業部屋に充てようと考えているのだが、その部屋を使う際、「住居エリア」と「作業エリアの」区分けが出来ず、衛生上の管理が行き届かないと判断されかねないのである。これらを解決するために、
• 部屋の内装を間取り変更し、「住居エリア」と「作業エリアの」区分けをパーテーション等で行う(それらの措置をとっても許可されない可能性もある)
• 製造業のみ外部委託する(製造業の許可を持っている工場などを間借りし、保管とラベル貼り作業はその間借りしている場所で行う)
• 事務所を新たに借り(買うでも良い)、そこを作業場として申請して「製造業」の許可を取る(もしくは「製造」「製造販売」両方をそこで取る)
等の対策が考えられる。保管や包装の範疇を超えた「製造業(許可区分:一般)」の許可においては作業場、製品保管、原料保管すら物理的に分けることが求められているので、確かに、「住居エリア」と「作業エリアの」区分けが未完了な今のままでは許可が下りないかもしれないとも思う。

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なお「化粧品製造販売業」が為さなくてはいけない役割とは
• 品質管理
• 製造販売後安全管理
• 消費者への情報提供
• 副作用等の報告
• 回収の報告
である3。特に品質管理においては、検査・製品チェックがきちんと為されていること、自組織内でチェックできない検査・分析事項に関しては外部組織との連携が取れていること、検査・製品チェックを工場からの報告書を参考に省略する場合は書類の保存が必要となることなどが必要となる。残り4項目に関しては常識的な対応で対処できそうである(マニュアル化はしておいた方が良いが…)。

(まだまだ調べなくてはいけないことも多いし、未解決の事項も結構ある、続きはまた改めて書く)

参考;
1.化粧品の製造販売・製造・輸入について  東京都福祉保健局
2.1化粧品と薬事法について 東京都福祉保健局
3.2製造販売業者の業務 東京都福祉保健局

関連投稿;
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古くからの知人で香水を取り扱っている友人から、「香水の輸入の際に薬事法の処理が必要で、その処理時に必要な資格を理系化学の経歴を持っている君は取れるのではないか」と訊かれていた。

香水の輸入の際、製造販売業許可を取得しなくてはいけない。個人輸入では問題とはならないが、販売や複数の人間に頒布する場合は薬事法に抵触することになる。このような場合は輸入者が製造販売者と同等の責任を負わなければならない。小規模の販売者は買い付けを個人で全て執り行ったとしても、この薬事法における「製造販売者と同等の責任」は外部に委託するケースが多い。彼女も今までは福岡の同業者とのつながりで、この部分だけは「外部委託」で処理していた。その問題に対して、自分が彼女の会社の社員としてこの資格を有することにより、薬事法上の責任者の問題を社内処理できるようにする。これによりスムーズな商品導入が可能になり、輸入する商品に関する機密もより安全性が増す。とはいっても彼女は仕事をそこまで広げる積もりはなく、自分のお店で売る分しかそのシステムで通さないことにする見通しのようだ。

この資格を取得するには会社組織として、県知事レベルでの許可が必要だが、彼女の意見によると、県によって許可下りやすいところ、下りにくい所(特に東京)があるという噂だった。化粧品メーカー出身の先生に確認すると、そのような事実はなく、東京は丁寧に教えてくれるほどだという。東京での取得をどうせなら目指すべきなのではないか?

要件を確認すると、自分は大学院卒業時点においてこの要件を満たしているようである。このような要件を法人格で取得できるなんて、会社員になってからは無理だし、大学院生(博士)になってからも無理だろうし(学問に専念しろ、という感じ)、この専門学校に居る間がチャンスなのである。

自分としては、彼女がお客さんに案内する「良い香り」をもっと研究したい、と思っていた。今回の薬事法を通そうとしている話がどう落ち着くのか分からないが、いずれにしても自分が社員(管理クラス)の格でこの薬事法の責任者として物事を処理できるように許可を受けようとすれば、今しかなく、香りのビジネスに関わり続けようとしたときに、彼女の仕事を横で見ながら、というのは悪い話ではないと思う。

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この仕事を本気で考えていて、リスクの少ないものにしようと考えたら、以下の事柄をルール化することが必要だと思う。
· システムを通す商品について、「安全性確認された香水」を通常商品として想定する。通常商品をシステムに通す場合は事後報告で良い。
· 「安全性確認された香水」とは、①過去販売実績がある(販売中断後に安全性に関する改定がない場合)、②過去販売実績があり販売中断後の安全性に関する改定においてもその改定内容に抵触しない、③過去販売実績がないが指定国(日本と同等以上の基準を有する)での販売実績がある商品を指す。①~③に該当しない香水は「指定外商品」として取り扱う。
· 臨時の商品をシステムに通す場合は、企画段階から稟議をまわす(基準を満たさない仕事に関しては事前に関係者に認知させる)
· システムを通す商品量の制限(仕入原価、小売価格総額での制限を月当たりなどで入れる=管理しきれない量を処理しない)
· システムを通す商品の販売ルートに関する制限(他の小売業者を代行しての責任者となるリスクを回避する)
最後2点は通常の香水の仕事計画においては不要かもしれない(ざっと考えてみたのみである)。

化粧品の製造販売・製造・輸入について  東京都福祉保健局
5許可申請について 東京都福祉保健局
薬事法における化粧品の表示 東京都福祉保健局
化粧品 – Wikipedia