誰かネットワークプレイヤー用ベアボーン作ってくれない?

ちょっと駄文を書く。ここしばらくネットワークプレイヤーを調べてみていたのだが、なんだかどれもこれも互換性が低い。それにかなり値段によって搭載機能に制限がされているような感じがして、面白くない。オーディオ業界の体質が透けて見え、食傷気味だ。

ちょっと欲しいかも、と思って正月、調べまくってみたブルーレイディスクプレイヤー、デノン「DBP-1611UD」1やマランツ「UD7006」2。どちらもブルーレイディスク、DVD、SACDといった大概のディスクが再生できることを売りにしたマルチディスクプレイヤーで、ネットワークに接続してfirewareアップデートやネットワークプレイヤーの機能を持っており、かなり類似した構成となっている。調べてみたら兄弟機とのこと(蛇足、Cambridge AudioのAzur751BDも兄弟らしい(?))3。機械は出力処理の部分がそれぞれオリジナルで、マザーボードやOSはほとんど共通のようだ。というかマルチディスクプレイヤーにネットワークプレイヤーの機能が搭載できるのであればNA7004要らなくない?かなり値段によって搭載機能に制限がされているような感じがして、ちょっと醒めてしまった。

あったら面白いのに、という製品は「ベアボーン」。Win7かandroid OS搭載の静音&省電力ベアボーンで外部USB/SATAでハードディスク追加でき、PCIかPCI-exあたりの拡張スロットを搭載し、チューナーボードやオーディオカードを挿せるようにする。市販のオーディオボードはマルチチャンネルに対応するものもあるし、ゲームクオリティの画質を表現できるグラフィックボードもあるし、それらを組み合わせることで高表現力なチューナーになったり、ハイレゾ音源再生装置になったり出来るはず。機械操作はplugplayerのような各種DMCソフトでネットワーク越しに操作するし4、本体アップデートもネットワーク上からPCで行えるようにする。

どうだろう?こんなベアボーン。個人的にはパソコンショップのオリジナルや玄人志向あたりから¥15000~¥25000あたりで出してもらったら遊べるのになぁと思ったりする。

参考;
1.ASCII.jp:デノンから多彩なBDプレーヤー「DBP-1611UD」が登場
2.マランツ、DLNA/3D BD/SACD対応プレーヤー「UD7006」 -AV Watch
3.marantz ud7006 cambridge azur 751bd  音質 画質 比較 試聴 テスト
4.DLNA認定™デバイスクラス | Digital Living Network Association

関連投稿;
a.aromaphilia: デンオン「DNP-720SE」実機を見る
b.aromaphilia: MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004 日本向け正式発表
c.aromaphilia: MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004

ノイズキャンキャンセリングイヤホンPhilips SHN6000を買う。

何度かノイズキャンセリングイヤホンを見たこともあって、最近インターネットで情報収集をしていた。

ノイズキャンセリングはイヤホンの外部を集音するマイクが付いており、その電気信号をアンプまで戻し、外部ノイズを打ち消すような逆位相の音を音楽信号に乗せて、二つの合わせた音をスピーカーから発することでノイズを打ち消して音楽を再生する。そのためには右+左にマイクがあって、それらの信号と音楽信号をミックスして増幅する専用のアンプが必要になる。

そのためにはプレーヤーと別のアンプが必要になる。アンプが必要になるということは電源が必要になるということでもある。大概の外付けノイズキャンセリングイヤホンは別途電池が必要な製品がほとんどである(余談だがbluetooth式のワイヤレス機能とセットな高級機もある。別電源を用意するからには多機能に、ということである)。またノイズキャンセリングが前提になったポータブルオーディオもソニーから出ていた。ただしこの場合は外部ノイズのマイクからの信号端子もあるので、イヤホン端子形状が通常とは異なり、専用品となる。

iPod / iPhoneシリーズには電源供給も可能な30ピンのdoc2が存在している。このdocは元々アナログアウトを取ったりパソコンにマウントしたりする目的で使用されているものであった。一応設計は非公開らしいが、アナログアウトが取れて電源供給も可能なので、これを用いればノイズキャンセリングイヤフォンのアンプを駆動させることが出来る。実は初代ipodの時代からそのような商品は実用化されており、Philips SHN60001などはそのような商品の一つであった。現在、Philips SHN6000は絶版である。Philips からは後継機種は出ていないものの、同様のコンセプトの商品が他社から出ている(Blackbox – i103など)。

Philips SHN6000のデッドストックが割と安価に買えたので、購入してみた。感想は音質的には高音域が強く、それまで使用していたSHE97004には少々劣る感じだ。ノイズキャンセル機能は小音量時には効果はほとんど確認されない。しかし電車の中、特に飛行機の中のようなメカニカルなノイズの大きい環境下では相当疲労感が低減する。喫茶店で勉強するときなどにも効果が上りそうな感じだ。

参考;
1.フィリップス、NC搭載のカナル型イヤフォンなど5モデル -AV Watch
2.30ピンDockコネクタ ‐ 通信用語の基礎知識
3.PHITEK blackbox i10: iPhone対応、電池要らずのノイズキャンセリングイヤフォン。圧巻の遮音性能です!
4.iPod レビュー 2012年 iPodレビュー おすすめイヤホン比較

デンオン「DNP-720SE」実機を見る

ふとした切っ掛けから、ビックカメラ(有楽町)に入ってみた。オーディオコーナーはいつも前を通ることにしている巡回ルートなので通りがけに横目に覗き込んだところ、デンオン「DNP-720SE」1, 2という見慣れない機種が展示されていた。「DNP-720SE」は新機種として発表が既にあっていた3-6のを見逃していたのだった。反応の良いオーディオマニアは結構ブログ7, 8でも取り上げていたが、それも完全に見落としていたのである。

もともとこのカテゴリには、LINNのDSシリーズ9という先駆的な商品があり、ピュアオーディオ的な完成度も、新時代を見据えた機器としての完成度も高かった。

LINN DS登場はPCオーディオの黎明期であったので、HD搭載したジュークボックス的商品10など規格乱立していた。オンキョーのPCIスロットを用いたオーディオマニア向けサウンドカード11がひとつの時代を形成したのはLINN DS登場の数シーズン前のことである。またLINN DS登場と同時期には従来より有ったHD付きミニコンポにネットワークオーディオ機能が搭載され始める。ネットワークオーディオは2010年ごろにはだいぶ一般的になったと思う。ピュアオーディオ用途としてはマランツのNA-700412-14は”二番手”でこのカテゴリに登場した。それに引き続き、ヤマハ ネットワークプレーヤー『NP-S2000』15が発表された。

ミニコンポを中心に当時はipodシリーズへの対応を謳った商品が多かった。その反面ネットワークオーディオはなかなか理解されなかったが、それはファミリーユースでのライブラリーのネットワークによる共有化・構築化がなかなか理解されなかったからであろう。しかしNASの普及、写真や個人撮影したビデオのファミリー内での共有化が一般へ浸透するに従い、録音データ(要するにitunesライブラリーなど)や動画データ(放送番組録画など)の家庭内での共有化への需要は高まってきていると思う。CEATECを今年覗いてみたのだが、DLNAはかなり大きなブースを用意していた16。これら家庭用ネットワークオーディオビジュアルにおけるDLNA規格が完備されてきていることを象徴していると思う。個人的には「まだ周知段階なのか?」という印象なのだが、実態としては今が「値段もこなれて、規格もあらかた整備されて、普及段階に入った」というところなのかもしれない。

このことを反映させるかのように、このデンオン「DNP-720SE」に引き続き、ピュアオーディオ用途ネットワークプレイヤーはオンキョー17やパイオニア18からも発売されるという。楽しみだ。(とは云いつつもやはりLINNは欲しいなぁ…)

参考;
1.DENON JP | DNP-720SE
2.(PDF)
3.デノン、入門クラスのネットワークプレーヤー「DNP-720SE」発売|PCオーディオfan
4.DENON × Stereo Sound|デノンのネットワークプレーヤー DNP-720SE Review by 山本浩司
5.山之内正が速報レビュー - デノン初のネットワークオーディオプレーヤー「DNP-720SE」を聴く – Phile-web
6.デノン、AirPlay対応で50,400円のネットワークプレーヤー -AV Watch
7.50/50で楽しむハイCPオーディオとクラシック音楽 DENON DNP-720SE
8.DENON DNP-720SE – 快聴亭夢想録
9.LINN JAPAN |DS over view
10.オリーブ・デジタル・ミュージック・サーバー (現行品はネットワークプレイヤーの機能あり)
11.PCI DIGITAL AUDIO BOARD SE-200PCI │ TOP
12.aromaphilia: MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004 日本向け正式発表
13.aromaphilia: MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004
14.Marantz JP | NA7004
15.ネットワーク上の音楽ライブラリーを高音質再生する、ピュアオーディオグレードの"ドライブレス"HiFiプレーヤー。 ヤマハ ネットワークプレーヤー『NP-S2000』
16.【CEATEC 2010】iPhoneをリモコン化するアプリなどDLNA関連展示 -AV Watch
17.オンキヨー、ネットワークプレーヤー「T-4070」を12月発売|PCオーディオfan
18.パイオニア、192kHz/24bit対応のネットワークプレーヤー2機種を11月発売|PCオーディオfan

MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004 日本向け正式発表

以前このブログで話していたMARANTZ NA7004が国内向けに正式発表された。発表会は恵比寿にある試聴室で実施されたらしい。

参考—-
マランツの「2010年9月7日 新製品発表資料」
ASCII.jpの記事「ASCII.jp:マランツ、ネット対応の高音質プレーヤー「NA7004」を発表」
HiViの記事「マランツがオーディオ心をくすぐるネットワークオーディオプレーヤーNA7004を発表!」
Phile-webの記事「マランツ、ネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」を発表 – Phile-web」

発表資料や上記の専門誌のアナウンスを見てみると、i-Pod touch / i-Phone系のGUIから無線LANネットワーク経由で操作できたり、ファイル形式がFLACにも対応していたりと、かなりLINN DS(Digital Stream)のシステムを意識したのだろうなぁ、と思った。だがNA7004はそれに加えて、USBでPCと繋いで外付けオーディオインターフェース的な使い方をしたり、USBメモリーを直接挿してその音楽データを読み取ったり、i-Pod touch / i-Phoneをマウントしたりという多彩な使い方が可能なようだ。

インターフェースは
①イーサネット…有線LAN・DLNA1.5準拠として振る舞い、NAS上の音楽データやインターネットラジオを再生したり、Webコントロール(i-Pod touch / i-Phone等を通じた機器コントロール)、ファームウェア・アップデートの役割
②USB…PCと繋いで外付けサウンドインターフェース的な使い方、つまりPCからのデジタル音声信号をNA7004のD/Aコンバーターによってアナログ変換し、PCからの再生をサポート。またはiPod/iPhoneとデジタル接続し、音楽信号をデジタルのまま出力、NA7004のD/Aコンバーターによってアナログ変換する再生をサポート。
③デジタル入力(同軸、光角型)
④RS-232C
⑤Bluetoothレシーバー用接続端子
特に目に付いた装備はこんなところ。

今後はミドルレンジでの単品DLNAプレイヤーが後に続いてくれるのではないだろうか?特にこの価格帯での映像ストリーミングもサポートできるHDMI+5.1CH(今のハイエンドは8.1CHだっけ?うろ覚え…)で、ピュアオーディオで使っても楽しいというような単品DLNAプレイヤーが後に続いてくれたら嬉しい。まぁ現物を見て、聞いてみたいです。

個人ブログでも紹介されている
http://hotworks.wordpress.com/2010/05/07/marantz-na7004/
http://blog.goo.ne.jp/gikyusan/e/86e15b24df5c04ff8db6b8639339e0b7
http://blog.livedoor.jp/hotworks/archives/51514964.html
http://ayuchin.blog11.fc2.com/blog-entry-1132.html
など

<追記①>
既存で、この分野の商品に近いものとしては
パイオニアのSACD/DLNAレシーバ「PDX-Z10」
がありました。アンプ+SACDプレイヤー+DLNAプレイヤーという構成です。  
(参考;報道資料 : パイオニア株式会社

<追記②>
同時期の家電ショウで
ヤマハ「NP-S2000」の日本国内向け発売も報道されていました。
バランス出力付DLNAプレイヤー(iPhone/Web操作可能)という構成です。  
(参考;ネットワーク上の音楽ライブラリーを高音質再生する、ピュアオーディオグレードの"ドライブレス"HiFiプレーヤー。 ヤマハ ネットワークプレーヤー『NP-S2000』

MARANTZ – NETWORK AUDIO PLAYER – NA7004

最近オーディオに関して情報収集を怠っていたが、面白そうな製品がリリースされていたので、追記しておく。
http://www.phileweb.com/news/d-av/201007/26/26461.html
http://www.youtube.com/watch?v=FP4o7I-uFjs

この分野においては、英国LINNが先鞭を付けていたが、価格が超高価であった。その後、PC周辺機器メーカーからHDMIを搭載したDLNA準拠のビジュアルプレイヤーが低価格でリリースされていたが、ピュアオーディオ的なプロファイルを持つ製品はLINNのみだった。もちろん散発的な国内メーカーからの単品オーディオのリリースはあったが、HD内臓タイプがほとんどであり、ミニコンポを除いて絶版となっている。

製品自体の発表は2010年5月。アメリカでの販売は2010年7月下旬に開始した。

自分にとっても気になる製品。またピュアオーディオ市場がどのようなレスポンスを示すのかも気になるところ。

(参考)
http://www.dba-pr.com/PDFs/Marantz%20Releases/2010%20Event/NA7004.pdf
http://hotworks.wordpress.com/2010/05/07/marantz-na7004/