(3/16メモ)香りについて考えたメモ 。

(3/16メモ)香りについて考えたメモ 。なんだか書き溜めたものをひっくり返して眺めていたら、割と面白そうなことも書いていたりする。以下。

なんだか研究が進んでいるのかいないのかわからない状態だ。

常に研究なんて進展し続けるものではないから、ある程度焦りを感じない様にした方が良いのかもしれぬ。

昨日、香水の発表会を聞きに行くのに誘ってもらって‎ちょっと昔の感覚を思い出した。結論から言うと、調香の業界は何ら変わってはいない。調香というか香料 の業界というべきか。世襲制であって、排他的であって、自分らの仕事を神秘化する。もちろん香料業界の真髄は調香である。そしてそれらは、未だに数値化さ れたもので行われているのではなく、多くの部分が不明瞭なまま、香料を握っている一部の人間だけが独占して行っている。自分の研究は黒船だと思う。そんな 右も左もわからんままに行っている調香を科学で筋道を通そうというのだから。

完全に科学が解明されて、技術で実装されれば、その仕事が何を行おうとしているのか、すべてが明らかになって、ただの職人集団へと還元されるであろう。どん なふうに絵を描いたら良いのか、謎に満ちた仕事であったであろう。だがこれらはコピー機が発明され写真が発明され、テレビが発明され、神秘的な仕事ではな くなった。音楽を奏でることもまた神秘的な仕事であったはずだ。だがこれも、レコードが開発され、ラジオが放送され、今やデジタルデータとしてストリーミ ング再生出来るに至って、そこまで神秘的な世界ではなくなった。かつての画家や音楽かという神秘的な世界を職人的な技能の世界へと還元したように調香の神秘 的な世界を職人的な技能の世界へと還元してやろう。そう思ったことを昨日改めて思い出した。

副次的に人間の統制のツールとしての性格がでてくるかもしれない。かつてのラジオがそうだったように。その意味では化学受容感覚と遺伝子情報ライブラリとが 統合され解析されるその世界で、そのおそれを抱いたほうが良いやもしれぬ。いずれにしてもその展開は黒船と同じなのだと思っている。自分はそれにのれるの か?全力を出さなくてはいけないのであろうが。‎自分が黒船に乗っているのか、それともそれを見ているに過ぎないのか?まだ動き出したばかりなのだから、 十分に間に合うはずだと思う。と同時に周囲をきちんと俯瞰しておいて、いつでも自分の角に合致したポジション、でなおかつ自由度を持つポジションに移行で きるようにしておかなくてはいけない。

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