ASUS S101 / Ubuntu12を導入

(12/7)PCが充実した。Ubuntu を導入してみた。この文章も新しいPCを用いて作成している。

とは言ってもそこまで新しいPCではない。ASUS S101の特徴は以下。

  • 基本はwin XPのネットブック
  • CPUはATOM N270
  • メモリは標準1GB(2GBにアップさせるユーザーが多い)
  • SSDを採用、比較的高速起動
  • ジャストB5サイズ1kgジャスト
  • 今回はOSとしてlinuxのubuntu12を使用する。

5500円。ジャンクPCをヤフオクでしいれた。XPなし、BIOS正常、ACアダプタなしというもの。でも割と綺麗で、新古品かと思うようなものだった。以前よりこの類のPCとして900Xを使用していた。ただし画面が小さすぎる、SSDが小容量過ぎる、キーボードが小さすぎる、換金できる(ヤフオクで)時期がそろそろ終わってしまう、と言う理由から手放すことにした。その後、銀色のペンティアム4のキューブ型デスクトップが壊れた際にZENBOOKに変えようかとも思ったが、拡張性が低い、まだ高値推移という理由のために食指が動かなかったのである。結局この時にはZ77を搭載したシャトルのキューブ型を組むことにした。完全に64bitで稼働するPCとしてパーツを集め、できるだけ安価に性能を維持できる自作PCとして組んだ。結果は瞬速起動のデスクトップが組めた。

しかしながら、キーボードがついていて喫茶店で書き物ができるパソコン的なものはやはり必要で、900Xを手放したデメリットはジワリジワリと効いてきた(文章を書かないと意見が纏まらない、それもコーヒーを啜りながら音楽を爆音で効きながらやるのがよい)。ので、SSD起動のネットブックサイズPCを入手しなくてはいけないと感じるようになった。結論的なものとしては7500円くらいに収まるのであれば32bit機、15000円くらい出すのであれば64bit位のスペックは必要、HDDは不要、SSD搭載が良いという結果に達していた。この条件で言うと900Xは結構該当する。ただしキーボードが打ちにくく、厚みがあるのでスタイリッシュでは無い、所有していた機械は結構熱を持っていた。とすればS101位しか残らない。同時代の他の機種はHDD搭載なのである。それ以降の機種でもSSD専用という構成はマックかウルトラブックしか残らない(ウルトラブックは64bit / DDR3 / マルチコアのネットブックと言い換えられる)。それもASUSのウルトラブックはメモリオンボードなので、価値の低下が心配である(安くなったころに買ってlinux入れたら便利かも)。

s101はDDR2ながらメモリも交換できるし、消費電力も少ないし、SSDは小さめだが結構狙い目だったのである。ATOM N270に代表されるN2**番台は32bit専用なのは少々残念である。BIOSが弱いという話は裏目に出た、ソフトウェアのインストールで四苦八苦することになった(後述)。公式、ネット上に流れている情報からはDDR2-800 2Gまでは確実に動作する事が分かった。個人的にはDDR2 4Gの動作が気になるところである。DDR2末期のころのPCやマックはこの4Gが動作する機械があるらしいが、かなり機種依存性の高い商品らしく値段も高値推移(5700円位から)しているので手を出さない方がよいかもしれない。あとACアダプターは形状が特殊。ネット上には自作例も出ている。電源容量的には2Aでも充分なはずだが、正規品は他機種との関係上か3Aクラスになっている。ヤフオクで安価に落とせた理由がアダプタなしだったので、近々自作する。2Aのアダプタを加工すれば正規品よりも軽量なものが入手できると思う。(訂正)充電+使用時には30Wクラスで電力消費しているらしいので3Aクラスが必要そうである。

OSのインストールには苦労した。どうもこの機械はBIOSが壊れていたみたいで、色々と認識しなかった。そもそもUSB ディスクドライブを認識したりしなかったりで全然BIOSは安定していなかった。虎の子のXP SP2を読み込まなかった。そもそもS101はXP SP2の読み込みで止まることがあるらしい(正規版のみしか読み込めないなんて不便!)。結局ubuntu12.04のライブディスクからディスクブートで一旦立ち上げ、その状態でubuntu12をインストールするというアクロバティックな方法でインストールした。なおUSBから直読み込みでBIOSアップデートができるということになっているが、こちらも無理だった。今後何回かトライアルしてアップデートする予定。ubuntuが入ってしまった後は極めて安定しており、確実に立ち上がるようになった。ただし素のubuntuは少々重たいのでネット上のお薦めどおりLDXEのデスクトップ環境をインストールする。これで軽量化はLubuntu並になるらしい。最初からlubuntuを入れてしまうと周辺機器を色々認識しなくなってしまうらしい(前バージョンのみの話?)。メモリを増強しなくてもこの軽量さなら結構納得である。

無線LANは結構よく効いている。iOSであんなに苦労していたPEAPはubuntu上ではかなり楽である。ubuntu(LDXE)の使用感はXPとアンドロイドの間くらいの感覚である。自分としてはもっとアニメーションとかが省略されていても全然違和感は無い。自分がネットブックに求めるものは、できるだけ軽量でキーボードが打ちやすく、妥当な起動時間・シャットダウンで、かつ無線にささっと繋がって、ドロップボックスとファイヤーフォックスとワードが回ればそれでよい。のでこれでよいと言うわけだ。

こんなに使用感が良いのなら早いところ入れてしまっておいたら良かった。

aromaphilia: PC組み立て(日本シャトルSZ77R5)
aromaphilia: dell inspiron 6400 SSD化

(リンク未整備)

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