裁断機

結局、裁断機1)は買ってしまった。本を取り込む際にはページをばらばらにしなくてはならず、ページをばらばらにするためには、カッターなどで背表紙部分をカットしなくてはならず、背表紙部分を効率的かつ綺麗に切るためには、裁断機が必要だったのだ。これは多くの自炊派の辿るルートであり、各種掲示板にも同様の悩みで皆苦労していることが分かる。

問題は裁断機が割りと高価なものである点と、大きく置き場所に困る可能性が高い点、裁断後の書籍はどうするのか(捨てるのか、再利用は可能なのか)という点だった。

裁断機は確かに高価だったが、据え置き型であり業務用途にも耐えうる裁断機としては、最も手の届きやすい価格のものである。自炊に関する紹介サイトでも一押しであり、保守部品の入手の容易さ、丈夫さ、切れ味いずれも要求性能を満足するという。実際使ってみてかなり綺麗に切れること、丈夫さには納得させられた。2chに限らず、いずれの掲示板でも高評価というのは信用に足るものだなぁと考えさせられた。

大きさはさすがに大きい。サイズ的にはレコード盤くらいの面積を占め、重さは12kgあるとの事だ。屋人に呆れられた。

読み込みが終了した書籍は当然裁断済みなので、古本屋は買い取ってくれない。揃っていればオークションで販売できるだろうし、需要もそれなりにありそうだ。ただし誤読み込みやOCRエラーの可能性も否定できないから、しばらく取っておいたほうが良さそうである。箱などにしまっておいて、しばらく見返すことが無かったら処分するという方向で良いのではないかと考えている。

とりあえずかさばって、古くなるほどどこに何が書いてあったのか分からなくなる書籍、雑誌2)から取り込みをしてみようと思っている。なお管理ソフトで良さそうなものをこの前見つけた。「私本管理」3)というフリーソフトである。isbnデータからアマゾンやグーグルブックスなどの書誌データを取ってきて、ライブラリインデックスを自動作成してくれる。置き場所を入力する項があるのだが、そこにNAS上の読み込み処理して作成したPDFデータへのリンクを張っておけば、私本管理ソフトをアクティブにして、そこから本のファイルまで飛ぶことが出来るようになる。このソフトでもおそらく目標とする利便性は達成できると思うが、このような電子ライブラリーの基本管理ソフトは何があるのか?引き続き調査中である。

1.PK-513L プラス 裁断器:文房具専門店あずまや
2.雑誌の電子ライブラリー化に関心を持っている人は多いみたい(みんなどうやってデータ量減らしているんだろう?結構重くて…)
古い雑誌を自炊ちゅう くねくね科学探検日記や、
http://www.ttcbn.net/no_second_life/2010/02/plus-pk-513lscansnap-s1500mdropboxgoodreaderiphone-mac-net-iphone-shopping.html
3.電子書斎 関連トピック01
窓の杜 - 私本管理Plus

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