ワインにコード

ワールドビジネスサテライトで、今期のボジョレーを皮切りにワイン商品にARコードという一種のバーコードを印刷したワインを商品展開する、というニュースを聞いた。ブドウのマークが一種のバーコードのようになっていて、QRコードのようなもので、ARコードというらしい。ブドウの生産者や、コミュの閲覧・書き込みが出来るらしい1)

よくよく考えてみると、バーコードはもっとも簡易な商品識別方法である。実は自分の愛用しているアンドロイドアプリに、QRコードリーダー2)というものがある。どんなバーコードも読み取って商品検索してくれる。特に有用なものが本のISBNコード。バーコード読み取りをするとグーグルブックスで検索してくれるし、書誌データも入手できる。ただし不満点があるとすれば、コミュとのリンクが薄いところ。グーグルブックスには読書感想や、著者紹介、その本に興味を持った人の他購入書籍といった情報があまりない。その点ではアマゾンや楽天あたりの方が優れていて、リンクした情報からクラスター的な知識を得ることが可能である。さらに連携させて欲しいのがmixiなどのソーシャルコミュ。特に文芸作家などはコアなファンの感想など得られるので、より深い、より広い、より多角的な情報を入手することが可能だ。

さて、現在ICタグによる商品管理というものが広範囲で検討され、一部実用化されている。それは生産・流通の側の情報管理上の必要性から発達してきたのだろうけれども、消費者の側の情報入手の手段としてバーコード、QRコード、ARコードの活用がもっと活発化してもよいのではないだろうか?例えばこのワインのARコードもそうだし、本のISBNコードもそうだ。生産者と消費者も心理的な面での繋がりができて行くだろうし、消費者同士も心理的な面での繋がりができて行くだろう。(余談だが、自分はワインが結構好きである。同じようなワインが好きな人と一緒にあける良い一本はなかなか楽しいものだ。)

もしかしたらそこに本当に美味しいものを楽しむ文化が生まれて行くかもしれない。

1.(同等のニュース)
ワインの楽しみ方を広げるiPhoneアプリ『Wine-Link』登場-実流通と連動し生産者と消費者をつなげるサービス-/OpenPress [プレスリリース無料配信サイト]
mottox-wine.jp
2.
QRコードスキャナー インストール必須のQRコードスキャナー | Android(アンドロイド)アプリの人力レビューサイト【アンドロイダー】

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